NEKOZE
私は本物の猫背である。
猫3匹と暮らしているので、毎晩彼らが安眠できるように優しく丁寧に眠ることを第一に考えてきた。
1匹は甘えたなので腕枕をしないと眠らない。
「左の腕しかイヤニャ!!」いうこだわりも持っている。
もう1匹は右の腰あたりに干されるようにだらーんとして眠る。干物猫である。
最後の1匹は9キロもある巨大な猫だ。
彼がどこで眠るかというと右の肩甲骨に体の中心を合わせてその日の気分で全方向向きを変えて眠る。
こんな彼らの要望を叶えているうちに、私の体はとんでもなく歪み猫背になってしまった。
猫と暮らすというのはこういうことだ。
私は幸せです。
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