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捨てる

相変わらず断捨離を進めている。
2年前に比べるとずいぶんモノが少なくなったなと思うけど、まだまだある。

断捨離がなぜ良いのかと言うのは、巷でもいろいろ言われているのでここで改めて書く必要もないかもしれないが、人の「思い」とか「気」というものは「紙」と「布」に宿りやすいと言われているからだそう。

だからまず「何年も着てない服を捨てなさい」とか「昔の書類を捨てなさい」とか言うのは、そこに滞っている気を捨てる意味合いもある。

とは言え、なかなか思い出の詰まったものはなかなか捨てられないというのが人間の心。
特に写真・アルバムみたいな類のものはめったに見返すこともないのに本棚に幅を取って有る。正直、邪魔だ。

わたしが真っ先に捨てたのは「卒業アルバム」。
これは要らんでしょう。かさばるわりに自分があまり写ってないし(笑)、ちっとも楽しそうじゃない。

次にネガフィルム。
ゴミのようにあったネガを捨てた時、もう二度と焼き増しはできないんだなという思いも手放してスッキリした。

そして今日、子供時代のアルバムを一冊捨てた。
中学校時代のアルバム。自分が友達と一緒に旅行に行った時の写真だとか、お寺の拝観券とかも貼り付けてあって、スクラップさながらのアルバム。

わたしの旅好きはこの時代からはじまった。

この時代のわたしはまだ居る。
アルバム自体はなくなっても体の中の遺伝子がひしめき合うように記憶として残っている。
今は観光地をめぐる旅から、神社巡りにかわっただけ。

子供時代のアルバムは、まだ5、6冊ある。

手放しは、少しずつ。



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