フランス旅行 初入国してから数時間で心がすり減った話
みなさま、こんにちは
Mouneと申します。
今回もフランス留学を思い立った経緯について書いていこうと思います。
ここからエピソード1でございます。
前回のお話はこちら
ついにフランス到着
コロナ開けで2年ぶりの海外旅行。待ちに待った日。ついに現実となりました。
飛行機を降りて、シャルルドゴール空港の長~くうねった謎のトンネルに誘われながら入国し、(わかる人はわかるはず)、ついにフランスの土を踏んだのでした。
早朝の到着でホテルのチェックインは早すぎるものの、荷物を預かってもらおうと、まずは電車・メトロでホテルへ向かうことに。
電車に乗ってみると、やはり海外。スリに目を付けられるし、物乞いもいるし、どこにいても少し気を張らないといけない感覚を久しぶり感じました。
そんなこんなで無事にホテルに到着し、荷物を預かってもらえるか尋ねることにしました。
英語?!できへんねん!
ホテルの場所は、パリ郊外のマラコフにしました。理由は、その近くにパリ14区のヴァンヴという場所があり、有名な蚤の市が開催されているからです。アンティーク食器を買って、荷物を置きに戻りやすい位置にしたわけです。
ホテルに着いて、片言ボンジュールでご挨拶。笑顔で出迎えてくれる女性スタッフさん。素敵やん、貴方のフランススマイル。
ただそのあと僕が放った言葉で、スタッフの表情が一変します。
すみません。今日泊まる予定なんですが、アーリーチェックイン、もしくは先に荷物を預かってもらうことはできますか?(英語で)
ええっ、英語なん?(頭抱えて)無理。
英語は出来へん!(そしてキレ気味。)
そんなことは予習済みです。だって、フランス人が英語を話さないことは有名ではありませんか。でも、さっきの綺麗なスマイルから一変したのでこちらもびつくり仰天。
そうや。こんな時に翻訳機を使わなくては。
スマホの翻訳機を使って、なんとか取り合ってもらえることに。女性スタッフは気だるそうにしていたけれど、時間をかけて対応してもらいました。
一番早くて13時にチェックインできるから来てね。(翻訳機を通して)
なんとか話は通じて解決はしたけど、何も悪いことしてないのに怒られた感じがして辛かったです。
その時、時計の針は11時を指していました。13時にチェックインできるなら、ホテル付近で昼ご飯を食べてゆっくりすることに決めました。
無表情スルーおばちゃん
マラコフは静かな町でした。ザ住宅地といった感じ。レストランも数件しかなく、昼間はほとんど閉まっていました。その中で開いていた1件のレストランへ入ることに。片言ボンジュールでご挨拶。
無表情なおばちゃん店員登場
すみません。1人なんですけど大丈夫ですか?
(英語で)
(無表情でキッパリ。まばたき無し)
ノン!
この人も僕が英語を話したから怒っているのか。
それに加えて、貴方のその無表情も怖い。
ねぇ、今どんな気持ち???(鈴木ゆゆ〇た風)
すると、後から地元のお客さんが店に入ってきました。何事もなかったかのように僕をスルーして接客を始めるおばちゃん店員。
えぇぇ、、なにこれ。。どうしたらええの。
諦めてレストランを出ようかと思った瞬間、お兄ちゃん店員が出てきました。この人ならなんとかなるかもと、食事がしたい旨を英語で伝えました。
お兄ちゃん店員には英語が伝わり、昼間はテイクアウトのみとの事。そしてメニューはこの中から選んでと店内の貼り紙を指差して教えてもらいました。なるほど。わかりました。では、これを1つシルブプレ。
(片言フランス語で)
メニューは全部フランス語だったので、かろうじて理解できたチーズと野菜のピタサンド的なものを注文しました。
入店して注文するまで一瞬の出来事でしたが、気が張ったし、海外でこんなことをされたのは初めてだったので、ショックでした。
テイクアウトしたお昼は、レストラン近くの広場で食べました。食べ終わって散策していると、時間も13時になり、ホテルへ戻ってチェックインすることしました。
溜息ハーハーおじさん
ホテルに戻ると、朝に対応してくださったスタッフとは別で、おじさんスタッフがフロントにいました。片言ボンジュールでご挨拶。
ボンジュール。。。(死んだ魚のような目)
おっさん、めっちゃダルそうに仕事してるやん。。予約してたもんです。チェックインお願いします。(英語で)
ハァァ。
パスポートください。(パスポートをわたす僕)
はい、4泊ですねー、朝ごはん要ります?
(終始やる気のない態度付き)
(英語を話してくれたことには感謝の念)
どうしよ、迷うな。朝ご飯1回いくらです?
ハァァァァァァ。
1回15ユーロや。好きにしたらよろしいがな。
(死んだ魚のような目と大ため息のフルコンボ)
ぐはっ。そのダルそうな感じはやめてくれぇぇ。
いらないです。外で食べます。
もう僕の心はすりおろしたリンゴ状態になってしまいました。(訳:精神的に疲れること。ギリギリでポジティブを保っていること。)
気だるそうに接客している人は、海外で何度も出会ったことがあります。慣れていました。
ただ、既に女性スタッフから(謎に)怒られたこと、レストランのおばちゃんから無表情ノン対応をされた上に、死んだ魚のような目&ため息付き対応で追い討ちをかけられると、さすがに心がすり減りました。
すりおろしりんごになったものの、なんとかチェックインを済ませて、無事に部屋へ入ることができました。
ヨーロッパの中で、過去にイタリアへ行ったことがありましたが、このような心がすり減るような経験は1度もありませんでした。隣国でこんなにも違うものなのかと、衝撃を受けましたね。(イタリアで出会った人達が、たまたま良かっただけなのかもしれない。。。)
さて、フランス旅行はまだ始まったばかり。
気を取り直して、パリ観光へ向かったのでした。
つづく
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