岸田首相の訪米

岸田首相が訪米しバイデン大統領に肩を抱えられた写真がニュースで流れる。良い雰囲気ではあるがこれで良いのかと首を傾げる。

ウクライナはロシアに対するヨーロッパの防波堤とされている。NATO諸国から武器の援助を受け自国民の命をかけてロシアと戦争している。日本は防衛の考えを根底から変更し防衛費の増大を図っている。そんな日本を米国が歓迎しないはずはない、日本は対中戦略での防波堤なのだから。中国の台湾侵攻が始まり米国が介入すれば、米軍基地を持つ日本は中国の攻撃を受ける。ウクライナとそのまま比較するのは無理があるが、日本が防波堤として戦争に巻き込まれる可能性は高い。第二次大戦以降に世界で最も多くの戦争をしてきたのは米国でありロシアでも中国でもない。そしていつもその戦友は英国・オーストラリアなどのアングロサクソンである。一方に加担する防波堤ではなく、双方を冷静にさせる仲介の国になれないものだろうか?