音楽の悪口 ①

長年CDやレコードを触る仕事をしていたので
未だあやつらの姿形は好ましい。
現在新しい音楽が頭や耳に入ってこなくなってもCDやレコードの姿は無くならないでいてほしい。
そんなこと言っておきながら
だいぶアナログな自分の家に
CDやレコードプレーヤーが無い時点で時代はデジデジしてるんだなーと高い山を見上げるぐらいこの時代を他人事のように思っている。
だって追っていないんだもん。
新しい音楽、入ってこないのだ。
おじいさんがクラシック(または演歌)ばかり聴いている気持ちわかるよ。
困ったことに流行りの音楽を耳にしても
落ち着かない楽しくない新しいのに新しくない上手いけど上手いだけ、とかなんとかつらつらと悪い部分だけ拾いあげてしまうのだ。
もともと「アムロちゃん世代」な自分は
然程好きでもないのに流行っていたからなんとなく歌えるぐらい知っている。
でも別に聴いていて楽しいものではなかった。
ヒット曲の大半をダサいと思っていた。
中2頃だったから余計にカッコイイを追求していて洋楽聴く俺カッコイイ精神丸出しでした。
ビョークの世界観かっけえ!でも
ミスチルの深海にハマってみたり
生きる意味!みたいな歌詞に手に汗握って毎日ヘッドホン爆音で聴いて朝まで起きてたり。
結局ダサいもカッコイイも闇鍋みたいに漁ってオールジャンルそこそこ聴く大人になったのだけどやっぱり若者の音楽(とうとう言ってしまった)とは相容れないのである。
20代のバンドとか言われても、あ、そうですかフレッシュですねとしか言いようがない。
たとえそのフレッシュたちの容姿が良かったとしても見た目で音楽を好きになったりはしない。
アイドルも然り。
耳も心も若向きじゃなくなったということもあるだろうけれど、きっとクラシカルな演歌おじいちゃんと同じような性質なのだろう。
女の人は割と柔軟だけれど私は石頭なのである。
加齢臭全開で入れ歯かたかた震わせて隣の家の騒音に目くじら立てるような老人になってしまったらどうしよう。
そんなふうになる前に
これからちょこちょこと
好きなアルバムの話をメモしていきたいと思う。
大好きなあの曲も、たくさんの思い出にまみれてあの頃の強い気持ちはきっと忘れていってしまうから、まだ思い出せる今に残して
なんかいい音楽ないかな〜と思った時に見返してハッとまたあの頃を呼び覚ますように。
どこがよかったんだろう的なものから最高に格好いいやつまで。
直近だと泰葉の魅力について語りたかったりする。いやああれはもったいない…

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