見出し画像

知多市勤労文化会館 室内楽特別演奏会

知多市勤労会館で室内楽の演奏会を聴きに行きました。
知多市勤労文化会館はサッカーでよく行っている知多フットボールセンターと隣接している施設でクラシック音楽の演奏会をやっていることを知りませんでした。

知多市勤労文化会館はサッカーで行ったときにランチで利用したことがあります。ここのレストランのランチは海鮮がおいしいです。

今日はレストランが営業していなかったので、朝倉駅近くの喫茶店で生姜焼プレートを食べました。

今日はヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノでの編成の室内楽です。
小泉さんがヴァイオリン、東条さんがヴィオラ、都筑さんがピアノになります。
小泉さんは名古屋フィルの演奏者で室内楽は名フィルの日などで聴いたことがあります。東条さんと都筑さんはおそらく初めて聴きます。

知多市勤労会館つつじホールですが、室内楽から小編成オーケストラまで実施できるホールです。
観客席が1000人ぐらいなのて、名古屋市の室内楽専用ホールの電気文化会館や宗次ホールよりも規模は大きいです。

ホールによって響きは違ってくるので、演奏者はホールの音響によって演奏を変えないといけないし、聴く方はホールの音響に合わせて聴くのが大切になります。
ショパンコンクールなんかでもホールの特徴をつかんだ演奏をしていないから予選落ちしたなんて話を聞いたりします。

去年のルンデでの葵トリオの公演で、葵トリオのメンバーが観客が入ると音の響きが変わるなんて話をしました。そうなんだ。プロの人はそこまで考えていますね。

知多市勤労会館つつじホール、すばらしいホールですので楽しみです。

前置きが長くなってしまいました。

今日のプログラムです。
トリオだけでなくてデュオやソロありです。

前半は小品が中心です。
それぞれ楽しめる曲です。

その中からチョイスすると、

ブルッフの8つの小品。以前にクラリネット三重奏で聴いたことがありますが、今日はヴィオラ、ヴァイオリン、ピアノの編成。クラリネットで聴くときとは違う味わいです。
第6曲なんかすごくいい曲ですよね。

そしてめずらしい無伴奏ヴィオラ。
東条さんのヴィオラはすばらしいです。
マックス・レーガーは個人的にはあまり馴染みがない作曲家ですが、この曲を聴くとバッハの影響を受けている作品ですね。

後半は

ブラームスのホルン三重奏曲がメイン。
30分ぐらいの大作です。
ホルン、ピアノ、ヴァイオリンですが、
今日はヴィオラ、ピアノ、ヴァイオリンです。
ホルンのパートがヴィオラでも弾けるようになっているみたいです。
ちなみにホルン三重奏曲でCDを持っていてホルン三重奏曲でしか聴いたことが無いので、この編成で聴くのを楽しみにしていました。

ヴィオラにすると結構渋い曲ですね。
緩ー急ー緩ー急という構成になっており、圧巻は第3楽章の祈りの音楽。感動する楽章です。
速いテンポの第2、第4楽章もいいですね。

すばらしい演奏でした。知多まで聴きに行って良かったです。

アンコールは夏の思い出。
作曲者の中田喜直さんが生誕100年です。
夏の思い出の他に小さい秋見つけたなど作曲しており、日本人の心を歌にした作曲家ですね。
夏の思い出、今の季節にぴったりですね。

2日連続のクラシック音楽コンサートになりましたが、充実感ある演奏会でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?