蜜蝋ラップ作ってみました
皆さん知ってました?蜜蝋ラップ!
今俄かに話題の蜜蝋ラップ。プラスチックを使うことなく自然に帰る形のもので繰り返し使えると話題であります。そんな素晴らしい蜜蝋ラップ私が知らなかっただけなのか!はたまた!
というわけで友達がWSで作ったよ。などの投稿を見るにつけ「なんですかそれ、なんですか?」と前のめりになるため早速国産精製蜜蝋ビーズワックスを購入しました。何それって感じですが、蜂の出す蜜の中から蜜蝋を取り出しそれを細かく砕いて加工しやすいようにしているもので、手触りはもちろん蝋ですが、仄かに甘い匂いがいたします。
直接蜜蝋を使ってクリームやリップなど自作する方も中には大多数おられるようですので、それらはまたの機会に調べるべく!今回は鼻息荒く蜜蠟ラップです。
私はPayPayフリマを利用して300gを1000円ちょっとほどで購入。
普通に蜜蝋ラップを自作して売ってる皆さんの相場は20✖️20cmが3枚入って1500円くらいです。Amazonだと最安値で4枚くらい入って1000円前後。あれ、むしろAmazonで蜜蝋ラップ買う方が安いの?確かに、布自体がマリメッコやミナなど有名なメーカーの布を使用している付加価値もおつけして。
という感じなのかもしれませんが。。。まぁ、言ってみればいい値です。
Amazonには創作キットSuperBeeというメーカーも売っており3サイズ一枚ずつの布3枚と蜜蝋が入って2380円位です。
とはいえ、正式な蜜蝋の相場はわかりませんが、蜜蝋買ってしまった方が安い計算。なので、私はビーズワックスを購入して手元の布で作るという方法を選択しました。
あれ、布余ってたっけ?
布を家の中でめぼしいものを探しつつも、布屋さんをみに行こうにもこのご時世ですから、近場の100円ショップで端切れを見たりするものの、気に入る柄がなく、また、端切れと言っても一枚で100円ですからね。納得できずに家に帰ってきました。
と、探していたら、昔反物で買った襦袢用の布と、昔の余り布など2種類出てきました。※布は基本的には綿100%を推奨されているようですが、調べるとダブルガーゼの生地で作ったけど平気!という方も中にはいらっしゃいます。
ラップとして使用するのですから、
なんとなくお皿のサイズ感もあるしで最大30センチ四方から、15cm四方まで、全て切り取ってみたところゆうに50枚超えました。
「あれ、これ全部蝋塗るの?ばかじゃないの?」
と遠くを見つめましたが、物は試し。というわけで調べた通りにやってみました。
蜜蝋ラップの作り方
アイロン台→新聞紙(漏れた蝋を新聞が吸い取ってくれます。)→クックパー(クッキーなど焼くときに下に敷くもの)→布→蜜蝋を並べてみたりして
クックパーを上から被せる
その上からアイロンです。※熱は「中」でスチームなしでお願いします。
初めの方は綺麗にビーズワックスを並べていましたが、それでは蝋が薄くムラが出ることが判明。特に端っこの方がこんなに色が違います。
最終的には手のひらにジャラジャラとってばらばらと並べ蜜蝋が固まっているところのはバラしたりしつつ真ん中から攻める。すると溶けて布を満たした余った蝋は布の上を戦国時代の火攻めのごとくじわじわ勢力を伸ばし、溶けた蝋が広がっていきます。ロウがびちゃびちゃすぎてクックパーについても次の布にビーズワックスを並べる前にクックパーについた蝋をアイロンで先に染み込ませれば綺麗に吸い取ってくれます。
そんなわけで、正味三日ほどかかりましたが、サイズ別に54枚ほど完成。
よく見ると初めの方に作ったラップはロウが薄く端っこの方が塗りが甘いです。(上の感じのものです。)
布7.8枚残しましたが、ビーズワックスを修復用に少量残し終了といたしました。
そんなわけでこんなに大量に作ったけどもね。。。と、今仕分けして友人に送り付けているところです。
使用方法の紙を添えて。(裏紙使用)
と、使用方法と注意点をこちらから抜粋いたしまくってしまってごめんなさい。以下参照ください。
蜜蝋ラップのメリットデメリット
蜜蝋ラップは、環境や体にも優しい製品ですが、熱に弱いデメリットもあります。
メリット デメリット
・何度も使えて環境に優しい・身体に安心
・可愛いデザイン ・電子レンジの利用ができない
・肉や酸性の強いものへの利用はできない
・一枚あたりの料金が高い
何度も洗って長く使える分、一枚あたりの金額は高くなります。
また、熱に弱く、電子レンジや熱いままの食品には使うことができないため、電子レンジにもラップを使いたい方は耐熱のラップと併用する必要があります。
蜜蝋ラップの使い方
蜜蝋は常温では柔らかくなり、冷やすと硬くなります。そのため、容器や包むものに合わせて手で温めるように包むと、形を変えて密着して包むことができます。
食べかけのお皿の他にも、かぼちゃやグレープフルーツなどにも使っています。
蜜蝋ラップを手で温めて使うやり方
手でボールの周りを抑えると、密閉されます。
買いたての時は、お皿やボールの淵がベタつくという場合もありますが、数回使えばベタつきは無くなります。
また、蜜蝋は使い古したら土に埋めると自然に還る、完全オーガニックな製品です。
グレープフルーツの断面に利用した場合は、少し大きめのラップを利用すると、後ろまでしっかりとカバーすることができます。2日冷蔵庫に入れておきましたが、みずみずしいまま美味しく食べられました。
洗い方
蜜蝋ラップを水で洗うやり方
蜜蝋ラップは、水で洗って何度も使うことができます。
洗い方は、蜜蝋と布の質感が残っているため、たわしなどで擦らないようにしましょう。
洗剤はつけても構いませんが、こすり過ぎずにスポンジを利用することをおすすめします。また、熱に弱いため、熱いお湯は避けましょう。
こすったり、お湯が使えないため、匂いの強いものや、油物や肉類は包まない方が衛生的です。
蜜蝋ラップの乾かし方
蜜蝋ラップは自然乾燥がおすすめです。食器ふきやダスターなどで拭くと、布の繊維が蜜蝋ラップに着く感じがしてしまうためです。
私の場合は、水を簡単に切って、キッチンの空いている場所に掛けて干しています。すぐに乾きますし、蜜蝋の硬さのおかげで洗濯バサミは不要でどこにでも引っ掛けられるため便利です。
生乾きのまま野菜などを包んで保管すると、カビなどが発生しやすい気がして(中略)気になる場合は、アルコールスプレーなどを洗った後に使うのもいいかもしれません。
お手入れのやり方
耐久性は1〜2年程度も長持ちするそうです。何度も使っていると、折り目やシワがついたり、柄が見えなくなってきたりします。
一度硬くなったり、ごわごわとして手触りが悪くなると、アイロンなどで少し温めると、ロウが溶けてなめらかになります。
使い方の注意点
電子レンジ、熱湯不可
傷つき防止のためこすって洗わない
酸性の強いレモンや柑橘には着けない
というわけで、電子レンジでは使えないため、今までのラップも併用しつつではありますが、カット野菜など今までラップを切って保存していたのが、この蜜蝋ラップにくるんで保存できるので、なかなか重宝しそうな予感です。
皆さんもたくさん作って友人知人へばら巻いてみるのはいかがでしょうか?気に入っている布ならば尚のこと、愛着がわくこと間違いなしです。