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24.そして一人旅が始まる ーペルー編1~旅は終わり、また始まる。

インドのゴアで旅の目的に出会った僕は、2ヵ月滞在したゴアを
そろそろ離れる時が近づいてる、と感じていた。

あまりに楽しくステキな場所だったが、
クリスマス、ニューイヤーと過ごした
ゴアのハイシーズンも終わり、一緒に遊んでいた人達も
徐々に次の目的地を目指して旅立っていき
いつの間にか、古株の滞在者になってきていた。

中々決断するのに勇気が必要だったが、ゴアで会ったドイツのDJが
ペルーで皆既日食のイベントをする、と言うので
良い機会と思い、ゴアを出る覚悟を決めた。

2ヵ月一緒に遊んだ、それこそ親友と呼べる位仲良くなった「ノリ」と
楽しそうだから一緒にペルーに行こう、と言った「レイ」と
3人でゴアを離れた。

日本に帰国してからノリに1,2度会ったが、
その後、彼は帰らぬ人となってしまった。
彼と過ごした、あの日々も忘れる事は無いだろう。。

さてインドから、どうやって南米のペルーに行くのか?
全く見当も付かなかったが
微かな記憶で、
「インドはイギリスの植民地だったから
イギリス行の飛行機は、あるだろう。」
「イギリスは大都市だから飛行機の目的地の選択肢が多いだろう」と
素人考え丸出しでデリーからイギリスに向かった。

2月のイギリスは、真夏のゴアとは違って泣きたいほど寒く
物価も高くて挫け、早々にペルーに向かって飛び立った。

そして、たった一枚、ポストカードサイズに書かれた情報
ー場所(といっても島の名前だけ)と日時だけを頼りに
ペルーの旅が始まったのだった。






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