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「自分の変化」は「地の経験」からしかうまれない【エントリーシート】

どうも、日刊【書くメシU30's】マガジン月曜担当の佐々木(@moto_ssk)です。

日刊【書くメシU30's】マガジンは今日から第14週に突入です。

先週の大きな出来事として、テニスの大坂なおみ選手が全豪オープンで優勝しましたね。世界ランクも1位となり、試合当日のTwitterにおいてもトレンドワード世界1位を記録したそうです。

これで大坂選手はテニス4大大会と呼ばれる2つ(全米と全豪)を優勝したことになるので、あと2つ(全仏と全英)優勝すれば、全制覇となるわけです。なかでも全英オープンは4大大会のなかでも伝統と格式を誇り、様々なルールがあることでも有名です。たとえば「ウェアはすべて白」とか。

そういった伝統ある大会で日本人が優勝する姿をぜひ拝見したいものです✊

さて、全英オープンは「全身白」なわけですが、日本には「全身黒」のイベントが毎年訪れますよね。そう、就職活動です。(ある意味これは、先週のテーマだった近年日本の【#伝統文化】なのかもしれません…)

就活スケジュールをまとめてるサイトによると、このたび(2020年卒)の就職活動は3月にエントリー受付開始みたいですね。
ご丁寧に「就活を有利に進めるなら2月までに就活準備を済ませること」と書いてあります。準備とは具体的にいうと、企業研究やインターンシップへの参加、エントリーしたい企業のピックアップみたいです。

ということで今週は、その就活準備のひとつになればと、僕たちU30世代の就職活動をテーマに更新していこうと思います。

題して、#エントリーシートです。

就活生にとって、何かしら参考になれば嬉しく思います🙌
ぜひマガジンのフォローもお願いします🙏

目次
・完全に乗り遅れた「就活」
・コモディティ化したくないという「逃げ」
・見栄よりも何よりも「地の経験」

完全に乗り遅れた「就活」

就活生の参考になれば…と言っておきながら、僕はまともに就活をしていません。それこそエントリーも数社程度、なんならエントリーシート自体もほぼほぼ書いてないと思います。

なぜなら、僕は完全に「就活」という波に乗り遅れました。
そして、乗り遅れた自分の状況を直視できませんでした。

なので、反面教師的に聞いていただければと。

当時の僕はほぼ毎日、学生NPOの活動に励んでいました。しかもその活動内容は就活系セミナーの企画、運営だったんですね。

ここだけ切り取れば、「就活」においては充分有利なのかもしれません。

・やりたいことって何だろう?
・自分の強みって何だろう?

こういったことを考える機会や場を、ライバルともいえる自分以外の就活生に提供しながら、自分のことは考えることができなかったんですね。というのも、「やりたいこと」とか「強み」とかその時々で変わるものだと捉えていたからです。それなのに、就活用にわざわざ用意することがどうもしっくりこなかったんです。なんか違うような気がする…と。

ただ、ジャッジされる側の人間として👆の情報を用意する必要性はよく理解してました。企業の人事の方と一緒にイベント企画もしていたので、それらが判断材料になることもよくわかっていました。

今になって思えば、しっくりこないというのは建前で、単に自分の未来を考えることから逃げていたんだと思います。

コモディティ化したくないという「逃げ」

その「逃げ」の正体は、コモディティ化したくないというもの。

当時の僕はとにかく周りの評価を気にする人間だったので、まわりの就活状況が気になって仕方ありませんでした。最終面接に行くだの、内定もらっただの、本来は祝福すべきことに対しても「うまくいかなければいいのに」とまったくもって残念な感情を抱いていたのも事実です。

当然焦りもあったので、より一層、自分のことがわからなくなってました。

自分の経験や、そこで何を得たか?など記録にも残してこなかったし、「その場が楽しければ」というスタンスだったので、自分のことを一切メタ認知できてなかったんですね。

なので、いざ「自己PR」や「志望動機」を書こうにもテンプレート頼みになってましたし、自分が紡ぐ言葉の薄っぺらさに本当に嫌気がさしてました。書き上げたものを読み直しても、どこかの対策本で読んだような内容になり…コモディティ化してる自分を受け入れられずにいたんですね。

そんなとき藁にもすがる思いで手に取った1冊の本があります。
それが、喜多川泰さんの「手紙屋」という本です。

この本は「就活」を題材にしている本で、主人公も当時の僕のように就活がうまくいってなかたんですね。ただ、「手紙屋」と呼ばれる人物との文通をとおして、本当に大切なことは何かに気づいていきます。

僕はこの本に出会ったことで、ひとつの行動に出ます。

「手紙屋」を読んだ僕に起きた心の変化についてはブログにまとめてます👇

見栄よりも何よりも「地の経験」

就活の波に完全に乗り遅れた僕は、いろんなことを頭のなかで完結させていることに気づきました。つまり、地の経験値が圧倒的に足りないと。

実際学生NPOの活動をしていましたが「仕事」をしたことはないわけです。

当時の僕はそれに気づかず、学生NPOの活動をしている自分にふんぞり返り、「自分の変化」にとてもとても鈍感になっていたんですね。

「手紙屋」を読んだ僕は、主人公に自分の姿を重ね、自分の状況を俯瞰できたんです。そこで👆のことに気づき、「地の経験」を積まなければと決意し、とあるIT企業に対してインターンシップを申し込みます。

受け入れ先の企業では、実際に業務の一部に携わらせていただき、対価もいただき、幸運にも「仕事」を体験させてもらうことができました。

実際に「仕事」に取り組むことで、学生NPOの経験が活きる瞬間を感じたり、まだまだ自分は「学生」だと痛感する出来事に出くわしたり、報告ひとつとっても充分にできてない自分を認識したりと、「自分の変化」を認識する体験を数多く積むことができました。

実は、そのインターンを受け入れてくれた会社が今の会社です。

のちに代表に「なぜ、あのとき僕をインターンで受け入れたのですか?」と聞いたことがあります。すると返ってきた言葉が…

受け答えもしっかりしていたし、社会人としての素地を感じたから

自分では気づいていないだけで、学生NPOの活動という「地の経験」はしっかり僕の基礎になっていたんですね。

正直、僕の「就活」は正統派のレールからは随分と外れていると思います。

ただ、いちばん伝えたいのは「自分の変化」は「地の経験」からしかうまれないということ。そして、単に経験するのではなく常に経験から自分の変化を反芻するということです。

僕は単に経験しているだけで、自分の変化に鈍感になっていました。

ただ、その失敗のおかげで今こうして「書く」ことに取り組んでいます✍️

「書く」をとおして「自分の変化」を言語化したり、記録に残すことで記憶のチェックポイントを作ったり。もちろん言語化できることがすべてではないですが、少なくとも言語化できることで随分と気持ちが楽になります。

今となって思えば、就活解禁と同時に「よーいどん」で自分の経験を振り返るってのはちょっとしんどいです。やっぱり常日頃から反芻してる人の思考の深さには敵いません。

だからといって、僕のようにテンプレありきにはならないでくださいね。

ぜひ「地の経験」をとおして得る「自分の変化」に敏感になってください

リンクアンドモチベーションの勝田彩子さん(@ayacos11)のnoteにも同じようなことが書かれています。

当時の失敗と反省を込めて、このあたりで終わろうと思います。
今週も最後まで読んでいただきありがとうございました🙇

<U30マガジンからのお知らせ>

来週のマガジンから、月ごとにテーマ担当者を設けて更新していきます。

2月のテーマ担当者は火曜日担当のYuri(@yuri_nkmr)さんです。
テーマのリクエストがあれば、Yuriさん or 僕(@moto_ssk)にDM、もしくは、ハッシュタグ「#書くメシ」をつけてツイートください📱

ぜひ来月からの日刊【書くメシU30's】マガジンもよろしくお願いします!


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