No.３ 高校時代を振り返る①

こんにちは。
今回は高校時代のことについて書きました。
自衛隊高校に入り、カヌースプリントという競技で日本一を獲りました。
貴重な経験であり、身体的にも精神的にも大きく成長した激動の3年間でした。
どんな高校生活だったのか、そもそもなぜ自衛隊高校に入ったのか、ぜひご一読ください。

そもそもなぜ自衛隊高校に進学したのか？

①父の助言

中学3年生で進路を考えている時でした。父親に「どこの高校に行きたいのかと、なぜその高校に行きたいのかの理由をちゃんと持ってこいよ」と言われました。要は、「みんなが高校に行くから俺も行く」とかそういう理由では高校に行かせないぞ！ということです。
当時は「めんどくさ〜」と思いましたが、その言葉を受けて将来を想像しました。
この将来を想像したことが自衛隊の高校に入るきっかけの一つでしたし、人生を逆算で捉える大事な考え方を学んだ瞬間であったとも思います。

②将来何をしたいのか

父親の言葉を受けて「将来何をしたいのか」を考え始めました。そんな時に出てきたのが『自衛隊』でした。
いつ見たかは覚えていませんが、自衛隊の方々が国際活動に行き、現地の子供達から「自衛隊の皆さんありがとう！」というお手紙をもらっている映像を見て、願望に張り付いていたのを覚えています。
人に貢献できる体育会系の仕事であり、かつ『かっこいい！』と。
当時見た動画はありませんが、イメージは下のような感じでした。

引用元：現地からの声：今も、そしてこれからも続く日豪協力

③友達からの提案
そうして自衛官になることを決めましたが、「じゃあそのためには何を学べばいいのだろうか？どう動くべきなのか」と考え、まずは英語を喋れるようにしておくか！ということで英語を学べる高校を調べ始めました。
そんな時、親が自衛官という同級生が『陸上自衛隊高等工科学校』という学校がある！と教えてくれました。
僕はすぐに調べました！すると、
・給料がもらえる
・全寮制の男子校※これが唯一の悩みどころでした・・・笑
・授業料どころか衣食住も無料
・卒業すればそのまま自衛隊に入れる、かつ一般で入るよりも高い階級が付いた状態で
ということがわかりました。

なんて素晴らしい学校なんだ！とその時衝撃を受けたことを覚えています！まさに「願ったり叶ったりだ！」と。すぐに親に伝えて、承諾も得ました。
当時の学力では偏差値が10くらい足らなかったので、そこから死ぬ気で勉強をして合格しました！
私は基本的に勉強が好きではありませんが、目標が明確だとそんなこと関係なくやるものだなと、今書いていて改めて気づきました。

自衛隊高校生活の始まり！

この学校は神奈川県横須賀市にあり、全員が中学卒業後に親元を離れて寮生活をします。
3月末に新幹線で新大阪駅まで家族が見送りにきてくれましたが、母親が涙を流していたことはなぜか今でも覚えています。
私は金銭面的に一切負担をかけないので、嬉しいだろうと思っていました。しかし、そのかわりに相当な心配をかけていたのかなと、今は感じています。

そんなこんなで自衛隊高校生活が始まります。
長くなりましたので、この続きはまた次回！お楽しみに！