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バイクツーリングの楽しみ方

巷にはバイクツーリングにまつわるHow to本や、バイク旅行のおすすめルートを紹介する本がたくさん出ているが、
「結局それって四輪や自転車で行っても変わらなくないか?バイクでなくてもいいんじゃないか」
という疑問がどこまで行っても払拭できない。

ということで、私がオススメのツーリングを紹介したいと思う。

①岬巡り
夏場は特にオススメ。景色を見ながら海沿いをゆっくり走る。北海道宗谷岬や鹿児島県佐田岬まで行かなくてもOK。関東なら三浦半島城ヶ島や伊豆、房総半島あたりがおすすめ。
道中の漁港や駅の近くにある地元の方の為のお店を選ぶと、あまり有名ではない地元メシが食べれたりして面白い。

関東の岬は一部を除き観光地化されており、休憩所や展望台などが併設されている。
地方の岬は道中にガソリンスタンドやコンビニもなく、岬の周りには何もない場合もある。
駐車場から岬までかなり歩かされるので、事前に調べておくこと。

四国最西端・佐田岬より、朝日と灯台



②社寺巡り
出発前にあらかじめルートを決めておき、あまり行く場所を詰め込みすぎないのが肝。ちょっとした寄り道ができるように、ギチギチに予定を詰めず、1日あたり多くても6-8箇所ぐらいに絞っておくのがよい。出雲國神仏霊場や神戸一宮〜八宮のように、オススメのコースが設定されている場合はそのままなぞってしまうのが吉。
大都市の中心部を除き、大抵の神社仏閣は駐車場を併設しているので、バイクを止める場所には困らない場合がほとんど。
お参りをする際は社寺の建物は勿論のこと、祀られている神様や碑石、寄付を行っている企業などを見ることにより、その土地の地理や歴史に対しての理解が深くなる。 


福岡県 宮地嶽神社にて。参道と相島が一直線に並ぶ。


余裕があるなら御朱印をもらっておくとよい。旅の記念になるだけでなく、書いてある日付からどこに行ったのかを追うことができる。 

埼玉県の上里菅原神社の御朱印。
神主の奥様がウクライナ人の為、
ウクライナ語と英語が書かれている。




③Jリーグ観戦
四輪の場合は駐車場がある場合でも2,000円以上と割高だったり、帰りに渋滞に巻き込まれることが多々あるが、バイクならばそんな心配はなし。
国立競技場以外はほとんどのスタジアムにバイク駐輪場があり、四輪よりもスタジアムに近い位置に無料か百円程度でバイクを停めることができる。

現在のJリーグは三部制。最も強いチームが集まるJ1は両チームのサポーターによるバチバチの応援が楽しめる。逆にJ3は牧歌的でのんびりとした雰囲気。J2はチーム次第。
地方のチームではスタジアムグルメに力を入れており、試合前に屋台で地元の食材を使った料理がお得に楽しめる。


チャント(応援歌)を歌いながら熱く観戦したいならゴール裏、食事をとりながらまったり観戦したいならメインスタンドの少しお高めの席を選ぶと良い。

日本代表に選ばれるような有名な選手はJ1に多い反面、かつて代表や海外でバリバリだった選手がベテランとしてJ2やJ3で燻っている若手を引っ張っているのを見るも面白い。
サッカーなんて代表戦しか見ないなんて人も、スタジアムの熱気と、大の大人が人生を賭けてプレイする試合をぜひ見て欲しい。

大宮 NACK5スタジアムのコレオグラフィー
シーズン最終節 満員のスタジアム



・その他、気をつけた方が良いこと
1・可能な限り日中の行動を心がける
夜間での走行は野生動物やヤンチャな輩との遭遇、突然の雨や霧で視界と体温が奪われるリスクが格段に上がる。
田舎だとガソリンスタンドが24時間営業ではない場合もある。なるべく日の出ているうちに動くことをお勧めする。

2・予定にある程度の余裕を持つ
雨や渋滞などの予定していないトラブルに加え、急げば急ぐだけ交通違反や事故のリスクは上がっていく。
私はの場合は旅のプランを練る時、その日の宿と絶対に行きたい場所を2-3箇所決めておいて、他は宿の近くの居酒屋や食事処、神社やお寺の方におすすめを聞いたりネットで調べたりして即興で予定を組んでいる。
その日の走行距離は高速道路使用時で1日最大500km、下道のみの場合で最大250km程度にしておくと良い塩梅になる。

その他、書きたいことがあれば追記していきます。


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