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和歌山でグランピング(最高の)前編

グランピングしました!!!(でた!!!)

あのグランピング。

 

周りの人に言ったら絶対羨ましがってもらえるあのグランピング。

過去の自分すら羨ましい、グランピング行ったんだ、、自分。。

 

グランピング行くとか最高だな〜と思ってたら、着いた瞬間爆発しました。
最高どころじゃない。
もう、まぼろし。
もう、その瞬間の幸せが感情のコップから溢れ出してしまってもったいないっていう感情に陥るレベル。
急いでそのコップから溢れた幸せを飲み込もうとして苦しい。レベル。


そんなグランピング体験(と、他にしたこと)をこれから書いていきたいと思います。

 

ちなみに、グランピングというのは、キャンプから辛さ、しんどさ、不便さ、を引いたものです!

 

 

私には「波の音を聴きながら寝たい」という夢がずっとあって、
というのも、小学生の頃に行った臨海学校で、二段ベットの上の段で波の音を聞きながら寝たのが忘れられず、

「あれ素晴らしかった気がする。もう一回聴きたい。」と思っていたからです。

 

なので、真面目にグランピングの計画を立てている友人たちをしりめに、自分は「グランピング 海」で検索して、本来の予定と自分の夢をドッキングした計画をしれっと提案しようという作戦を立てました。

 

「こことかどう?海近いし。どう。」と、URLを送りつけ、金額を伝え、道中までの地図を貼り付け、何時間かかるかなどのLINEで埋め尽くしました。もはや、「私波の音聴きながら寝たいんです。」とも言いました。計画とかじゃない。

 

心優しき友人たちは「お、ええや〜ん」と喜んでくれ、他の候補などは探すことなく、私の出した候補一点だけを見てくれました。

心優しき…

 

そうして無事に行くことが決定したグランピング施設がこちらです。 

BLUE BEACH NACHI(ブルービーチ那智)(和歌山県)
https://bluebeachnachi.info/

最高のとこ。

基本情報
◎住所
〒649-5314 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町浜ノ宮 ブルービーチ那智海水浴場内(駐車場無料)
◎料金(我々の行ったプラン)
1泊& BBQ プラン料金
【大 人 】 平日 11,000 円 人
休日 13,500 円 人
◎チェックイン
15:00〜17:00
◎チェックアウト
10:00
◎アメニティ
水、フェイスタオル
◎テント内にあるもの
シングルベッド 4台・冷蔵庫・マグカップ・湯沸かしケトル
◎補足
テント内お風呂なし(近くに温泉あり)
テント内トイレなし(受付横にあり)
海目の前にあり (上品)


私たちが行ったのは10月だったのですが、

2020年9月にオープンして、お客さんの入りを見て続けるか無くなるか決める。みたいな話だそうです。みんな行きましょう。。(落ち着いたら)

 

私は存続を願いすぎて、電子お客様アンケートみたいなやつに長々と良かった点を打ち込み、最後のボタンを押し間違えて全部消してしまうということもしました。

(そのあと、電子アンケートをもう一度受けさせてくださいと店員さんに伝えて再度記入しました。)(好きな演劇観たあとのファンの熱量)

 

それほど良かったのです。

 

10時くらいに集合した我々は、ブルービーチ那智に15時頃に到着して、(サービスエリアではしゃぎすぎたのでこんな時間がかかりました)

※(車で行ったのですが、施設は、非常に分かりにくい場所にあります。というか、周辺にたどり着いたあとの行き方がむずいです。「テントは見えてるのに辿り着けない」という蜃気楼状態になります。我々の場合は、間違えて橋を渡ったと思ったら着きました)

ざっくばらんに分けられた広い駐車場に車をとめ、受付であろう場所が見当たらないので、どこが受付ですか?と店員さんらしき人に聞いたらそこが受付だった、とかをしました。

店員さんは清潔で、とても接しやすい感じの方ばかりで、施設の使い方やルール(夜はみなさん寝ているので海で大声で叫ぶのはやめよう。など)を説明してくれていたのですが、ちょうちょが飛んでくるんじゃないかと思うほど丁寧で平和なトーンで話してくれていたので、そのアルファー波を浴びぼんやりしていると、いきなり、go to travelが自動で適応されているので一人13500円の宿泊費が8910円になります、や、ご当地チケット6000円分を渡されたりして、油断していたらすごいことになっていました。

 

その後、夕食の希望時間を伝え、テントに案内されたのですが、目の前に広がる海があまりにも目の前で、大変大きく、それなのに和歌山の海といったら、すごく静かで穏やかで、上品な波のたてかたをしていたのが印象的でした。

15時の太陽と調和する波でした。(このような)

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手をあげがち。


自分たちのテントまで辿り着いたあと、店員さんが一通り使い方を説明してくれ、

ごゆっくりお過ごしください〜といった感じで受付に戻られました。

テントを開くと、こんな感じでした。

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withフレンド

 

こんな感じで、

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withフレンズ 


こんな感じでした。

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CM感。(痔の) 

 

良、、、、、、、、、、、、、

 

私たちは、わぁあああああああああああとなり、ベッドジャンケンをし(誰がどこに寝るかジャンケン)、わぁあああああああああああとなったあと、逆に静かになり、海を見ました。

ベッドで寝転びながらの海です。

ベッドから少し身を起こして海をじっと見つめる姿は、遠くの音に聞き耳をたてている小動物みたいです。

  

10分ほど小動物になっていると、誰かが、買い出しに行こうと言い、もう一人がそうだねとなり、私は、今から動くことを考えられるのすごいな…と思いながら黙っていました。30分ほどそのまま無視した後、立ち上がり、買い出しに出かけました。

 近くのコンビニまで行き、各々食後に食べたいものやお酒を、ご当地チケットと交換しました。(私は適当に選んだものがちょうど1000円ぴったりで、レジの人に「えー!!すごいですね!!!」と言われたりしました。素敵。。)
※こんな感じで、我々が旅行中に出会った和歌山の人たちは全員やさしく、気さくで、フレンドリーだったので、すきだな〜となりました。(慣れている感じではなく、人懐っこい、という感じ。かわいい)

そうだ。
この施設で唯一→(´・.・`)となった場所がありました。
トイレです。
テント内にトイレが無いため、利用者の方々は全員、受付横の公共トイレを使用するのですが、昼間に来たときはトイレの中の電気が消えていて、「この真っ暗闇の中、、トイレを、、、使うのか・・?」と震えました。(普通に夜は電気ついていたので苦もなく使えました)(ただトイレ使用するときはいつも友人三人で一緒に行きました)(夜一人で入るのは怖い)(虫いませんでした)(夏はいそう)

それ以外は(´・.・`)なことなんもないです。


さて、戻った頃にはすっかり夜になり、テントには電気が灯り、少し肌寒くなってきました。

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お手本の写真。


私は上着を羽織り、色を大きく変えた海に手を引かれるように浜辺に行きました。
耳が波の音で包まれます。
友人の一人がランタンを片手にあとからついてきました。
頬が橙色に照らされ、そこから遠い場所ほど、夜に飲み込まれています。
ランタンでいい感じに顔を照らし、どっちの方が、より、あいみょんの「今夜このまま」のMVか。という勝負をしました。
そんなことをしていたらBBQの準備がされていました。

この施設のお食事がこちらです。

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(進化したBBQの焼き網…!机の上に乗るところまできました)

こちらです。

[メニュー]
・BBQ用お肉、野菜
・サーモンのカルパッチョサラダ
・まぐろポキ丼
・イノシシのソーセージ
・ジビエ

これら本当にちょっとすごいぐらい美味しくて、
私は一番まぐろ丼に感動したのですが、友人Aはジビエが最高と言っていて、友人Bはお肉が最高と言っていたので、もう全部美味しいです。
お野菜もお肉もすべて地元で採れたものを使用しているとのことでした。和歌山すごい。


たらふく食べ終わったあとは、しばらく談笑笑笑をしていたのですが、テント同士の距離がちょうどいいらしく、他のテントからの声はほとんど聞こえませんでした。(大きな笑い声がかすかに聞こえるくらい)


なんだか感傷的になった我々は、真夜中に三人で浜辺に行きました。
ふと水平線から繋がっている夜空を見上げると、白く輝く星々で埋め尽くされています。
あまりにもその夜空が果てしないので、見上げた首がそのまま背中についても気づかないんじゃないかと思うほどでした。

視界が完全に宇宙だけという状態で、友人たちが星に驚いている声だけが聞こえます。
そんな視界の中では、あぁこのままだと、宇宙にすっぽり包まれて、持っていかれてしまいそうだな〜。と感じました。
その度に友人の声で、地上に立っていることに気付かされて、なんとか留まっていたのですが。

目の前に夜空、聞こえてくるのは大きな波の音と、それに飲まれる友人たちの声。そんな時、きらっと夜空が光りました!その瞬間、「流れ星ー!!!」という声と、三本の人差し指が夜空を突き刺しました。
流れ星は本当にきれいなきらめきの音を出して光ります。
巨大な幸せ。


そして、今回の旅行の一番大切な目的、海の音を聞きながら寝る。の時間がやってきました。
たくさん食べてたくさん動いてたくさん喋って大変満足の中ベッドに入りました。

喋ることをやめると、一気に波の音が近づきます。
ざぶん…ざぶんん…
ざぶんとざぶんの間は余韻のような沈黙。
小学生の頃の臨海学校で聞いた時から随分経ち、今や大大人となりましたが、海から見たときの自分なんて誤差ほどしか変わりません。
そんな小さな自分の寝息と、波のリズムだけは全く同じに寄せては返すので、なんだかこのテントを丸飲みにしてしまいそうなほど巨大な生物が、隣で寝ているようでした。
一緒にいると心強いけど、気づかれたら食べられる。そんな安心ではない安心感がありました。

ずっと聞いていたい。

その瞬間にはもう、テントに朝が訪れていました。



謎に長くなったので、二日目は次のブログに書くことといたします。
ここまで読んでくださった方いらっしゃいましたら、本当にありがとうございます。
二日目は、温泉とかくじら博物館とかまぐろです。

この記事では、私がいかにブルービーチ那智のことが好きかということは伝わったかな‥と思います!

それでは、二日目に続きます…!
二日目へ

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