本村トマソン

本村トマソンと申します。 小説を書いたり、イラストを書いたりしています。 motomu…

本村トマソン

本村トマソンと申します。 小説を書いたり、イラストを書いたりしています。 motomuratomason@gmail.com どうぞ、よろしくお願いいたします。

最近の記事

祖母のおかしみ

母方の祖母は、なんかおかしみのある人間だ。 年末年始などで、実家に人が集まり、リビングがいつもより賑やかになると、私はそっとリビングからカウンターキッチンに移動して、母が料理をしている後ろの椅子のみんなの死角で、特に手伝いもせず座っているのだが、数分後、おばあちゃんもちょっといたずらっ子のような笑みを浮かべてカウンターキッチンにやってきた。 そして、「逃げてきた」と言って、そこでじっとしていた。 逃げてきた二人を知らないうちに匿うことになっている母の背中を見ながら、自分と

    • 文学フリマ京都8に出店いたしました

      ブースにお越しくださったみなさま、 本当にありがとうございました。 文学フリマどうでしたかっ? 楽しかったですかっ? 私は、本村トマソンです。 今これを、東京に帰る新幹線の中で書いています。 新幹線の中でノートパソコンを触るのは初めてです。 私は乗り物酔いを、すぐするので、今一番してはいけないことをしているかもしれませんが、なにか症状が出るまで、これを書きたいと思います。 今回は、なんだか余裕を持って過ごすことが出来た気がします。 13時あたりから1時間ほど休憩を取

      • インスタで日記を書いています。 https://www.instagram.com/p/C1EgUqwLcgx/?igshid=MzRlODBiNWFlZA==

        • 文学フリマ大阪11に出店いたしました

          本村トマソンです。 文学フリマ大阪11に出店いたしました。 本村トマソンのブースにお越しくださったみなさま、ご購入くださったみなさま  本当にありがとうございます。 とてもとても嬉しいです。 今回の文フリ出店は、いつもと様子が違いました。 今までに何度か、本村トマソンのブースに訪れたことのある人は思ったかと思いますが、 今回の本村トマソンは、はしゃいでいました。 何故かというと、初めて、合同誌を出したからです!!! (合同誌というのは、誰かと一緒に作った本のこと。(多分

        祖母のおかしみ

        マガジン

        • 東京にいる
          3本
        • 本村家のうきうきわくわく沖縄旅行
          3本
        • 最近の考えごと
          2本

        記事

          晩夏ノ茶会

          令和五年 八月二十七日 午後 窓辺でぼーっと空を見上げていたビギナーは思った。 入道雲の泡立てが足りない。 そんなビギナーの気持ちを察したように、一通の手紙が届いた。 茶会か…。 久しぶりで少し緊張するけど、 夏の終わりを名残惜しみたい気持ちがある。 早速、行こう。 ーーーーーー お邪魔します。 まず蹲(つくばい)で手を洗う。 茶室は、この扉の奥… ガラガラ… スッ… ふぅ… ふぅ… ふぅ… 久しぶりの茶会であったが、 畳の匂いを嗅いだ途端、 そ

          6月

          2023/06/07 (水) この前抜けた歯の、跡地を舌でなでる日々。 早く歯医者に行かないと。なでてる場合じゃない。 歯医者に行きたくないと思っている。 でもこの思いは、今まで叶ったことが無く、だからこそ、それを知った上での「いやだ」という思いは、相当エネルギーを孕んでいるだろうとか思う。 歯医者に行きな。 そんなことより、今日は面白い(興味深い)話が出来た。(欠けた歯持ちにも関わらず) 水野しずさんのこの記事を読んだ上で、自分が世間話をする時の行動などを話し合った。

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          シアターコントロニカ「回廊」を観たやつ

          小林賢太郎さん脚本・演出の舞台 シアターコントロニカ「回廊」 を観た。 オンラインで。 面白かった……!!!…!!!!!! 以下、ネタバレを含みません。 (観た時の感覚を書いている程度のネタバレがダメな方は注意) お話が何個か(6、7個だったか)あるスタイルの舞台だったが、「回廊」というタイトルの通り、全編、なにかをし続けたり、時間をいったり来たりしたり、一向に進まなかったり、 始まり続けて終わらないこと、始まりも終わりもないこと、を描いていた。 こう書くと、 難し

          シアターコントロニカ「回廊」を観たやつ

          文学フリマ東京に出店いたしました

          文学フリマ東京に出店いたしました。 本村トマソンです。 お越しいただいた皆さま、ご購入いただいた皆さま、お声をかけてくださった皆さま、差し入れをくださった皆さま…… ありがとうございました! いつもこの↑文章を書く時、温かい気持ちを宿しながら、書いております。 「〜皆さま、」ごとに、温かく宿った気持ちを膨らませ、最後の「ありがとうございました!」で、矢を放つイメージです。 温かい気持ちで育った矢を…… 今回の文学フリマはなんか、凄く。 凄かったようです。 入場者数

          文学フリマ東京に出店いたしました

          東京文フリ36に参加します。

          本村トマソンは、文学フリマ東京に出店します。 明日です。5/21(日)です! 日時: 5/21(明日) 12:00〜17:00 場所: 東京流通センター第一展示場・第二展示場Fホール(本村は、第一) 無料 会場では、たくさんの面白い本が売られておりますので、興味がありましたらお越しください〜 本村トマソンは、 N-16 にいます。 本を4種類、ポストカードを4種類売っております。 お品書きはこちらです。 どうぞ、よろしくお願いします〜

          東京文フリ36に参加します。

          新橋の喫茶店にいる (ミニ)

          今、喫茶店でこちらを書いているのだが、 席が、眩しすぎる。 どういうことかというと、席のすぐ横、顔の真横にあたる位置にこれがある。 ここにある。 これが、私の顔の側面をずっと絶え間なく照らしてくる。 写真ではあまり伝わらないが、映像作品で、LEDで作られている。 テレビの画面が真横にあるみたいな感じ。 動いている。 ゆっくり動いてくれるならまだ、まだ、大丈夫だが、めちゃくちゃ激しく動いている。 落合陽一さん作 「Re-Digitalization of Waves

          新橋の喫茶店にいる (ミニ)

          東京の電車にいる

          東京の電車にいる。 タスケテ・・・・・・ 東京の電車が最近、前より混んでいる。 これは、ありえないことが起こっていることになる。 なぜならば、以前の時点で、これ以上混みようがなかったからだ。そこに更に人が増えたのだ。 毎日ありえない乗り物に乗っている。 増えた理由は、4月だかららしい。 新入社員の人の分、増えた。きっと、普段はリモートで働いているが新入社員に教えるために出社となった社員の分も増えただろう。 更に新学期が始まり、学生の分も増えた。 無理である。 毎日無

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          東京の電車にいる

          東京にいる

          東京に。 去年の8月から、東京に住み始めた。 noteでも度々登場した職場は去年の4月で退職し、そこから色々あって東京に住んでいる。 東京……! まさか自分が東京に住む日が来るとは思ってもみなかった。 今もこれを東京のスターバックスで書いている。 東京のスターバックス……! 東京というのは自分の中で、まさにこんな感じで、いちいち行を取ってまで強調してしまう街だ。 戦隊モノでいうところのレッド、勉強する語学でいうところの英語、文房具でいうところの鉛筆だ。(今これを

          東京にいる

          文学フリマ京都7に出店いたしました!

          文学フリマ京都7に出店いたしました!!! ブースにお越しいただいた皆様、ありがとうございました!!! 本村トマソンです。 今回は、かつての大阪文フリでお手伝いいただいた大学の後輩に、またもや手伝ってもらいました。ありがたすぎますね。 京都は毎回タイミング的に、新刊出たてで出店のパターンは低く、在庫をそのまま持って行くのですが、在庫を入れすぎて、その重さに後輩が引いていました。 一度持ち上げてみた後、 「私仕事柄、撮影用の機材とか、運ぶんすけど……それに匹敵してます

          文学フリマ京都7に出店いたしました!

          明けましておめでとうございます

          今年もよろしくお願いいたします。 年末年始はどう過ごされましたか。 本村は、年始は実家のこたつの中で、ひたすら脱出ゲームをしていました。 脱出ゲームといっても、複数人で脱出用の施設に行って、謎を解いていくアクティブなやつではなく、 スマホのゲームです。 スマホの中に閉じ込められに行って、スマホの中へ脱出します。 こたつに肩まで潜り、頭にお笑い番組の音を浴びながら、ただひたすらに脱出ゲームをしました。 目が疲れました。 集中力の微調整が出来ず、息も忘れる精度で脱出

          明けましておめでとうございます

          最近の考えごと -年末について-

          年末だ…。 年末の朝に外に出ると、空がいつもより広く見えて、風がさあっ…と吹き、顔にあたったところで、 「この本はもうすぐ閉じられる」と思う。 物語が一つ終わった本を閉じるときのような、焦点の合わない浮ついた気持ちで、 今年が閉じていく。 年末はそういう空気が漂っている。 今年はどんな年だっただろうか。 今年は「緊張」の年でした。 ↑これは、たった今考えて自然に出てきた言葉ではなく、11月ごろに「今年はたくさん緊張したな。年末になったら、今年は緊張の年だった。と言

          最近の考えごと -年末について-

          最近の考えごと -文学フリマについて-

          秋が過ぎ去っていった。 紅葉が雨で落とされて、押し花のように地面に貼り付いている。 分厚い雲の下で、最近あったことをぼんやり考えている。 文学フリマがあった。 今回もたくさんの人が来場していて、賑わっていた。 最初に文学フリマに出たのは、いつだったか。。 調べたら2017年だった。 初めての文フリは友だちのお手伝いで行って、友だちのご好意で、売りたい本あったら売っていいよ〜 と言ってくれたので、友だちのブースの端っこで、本を売った。 今まで書いたものもあったが、

          最近の考えごと -文学フリマについて-