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個人の成長スピードこそ、最も重要な組織の価値のひとつ

組織の価値をどう捉えるのか。
我々のような仕事の場合、一つには、個別のパフォーマンスの合計と、組織のパフォーマンスの差が組織の価値である。例えば、単純に

パフォーマンス = 資源(ケイパビリティ x キャパシティ) x プロセス

という枠で見ると、プロセスの違いが影響することになる。以前、リーズ ユナイテッドの話を書いたが、仮に個人の力が選手の報酬に反映されているとすれば、リーズはこの差が相対的に大きなプラスということだ。

また、時間軸での変化も考慮しないといけない。変わるのは資源のケイパビリティ。個人でいる場合の成長率と、組織に属した場合のそれの違いも組織の価値である。とうの昔に新卒一括採用〜終身雇用は終わっているのだから、ある会社に属した後転職したい時、いい転職ができた方がいい。それを実現するのはその企業での成長スピードによるところが大きいと思う。

今月から、NM Dojoという新しい研修プログラムを始めた。組織全体が学習しながら、個の成長につなげていくための全体構造における重要なピースである。もちろん、同じ環境ですべての人が同じように成長することはないが、それでも一緒に働いている仲間ひとりひとりにとって、多くの他の選択肢よりも大凡高い成長スピードを実現できる組織でありたい。

それこそが、最も重要な組織の価値の一つだと信じている。

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