病名がほしくてワクワクしていた話②

入院は5日間。
毎日検査検査。
検査以外の時間は暇だし、5日間動かなかったら体力落ちて大変なことになると思ったから廊下をぐるぐる歩いたり、YouTube見ながらヨガしたりしていました。
耳に合うイヤホンがなかなかなくて、
延長コードで1メートル以上伸ばしてイヤホンつないだり。

血糖値をわざと下げて、そこからの回復を見る検査や蓄尿検査など、大体午前中は検査、午後はのんびりさせてもらいました。

一応、入院前までは疑惑の病気だったらこのおくすりで楽になります、というおくすりを飲んでいたから、多少は楽だったけど、
入院にあたって、検査で薬の影響を受けないように、
おくすりをやめていたので、体はまぁまぁしんどかったけど、
確定して楽になる!その思いだけでがんばりました。本を読んだりぬり絵したりしながら楽しく過ごしていました。

コロナ禍でカーテン締め切りだったのも、私には都合がよかった。

最終日に、それまでに結果が出ている検査の結果をお話していただきましたが、
私の期待とは違って、
その病気ではなさそう、まだ結果が出ていないものもあるからはっきりとは言えないけれど、
他のところも異常なさそう。よかったですね。

と言われました。

私はがっかりしてしまいました。

異常なしなわけない、だって私はこんなに調子が悪い、だから、絶対にどこか悪くて、治療して元気になりたい。

まだ出ていない検査の結果に異常があることを信じて、
期待していました。

今は、この考えがおかしかったとわかりますが、
その時は本当にそう思ってました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?