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『HADO』のシーズン中止に対して想うコト

おはようございます。
ARスポーツ『HADO』の生みの親、本木です。

本日、ARスポーツ『HADO』の5/30までの公式大会をすべて中止する判断をさせて頂きました。

中止する大会の中には、年に3回のグランドスラム大会であります「SPRING CUP 2020」も含まれます。

今日のnoteは、SPRINGシーズン中止の判断の経緯と正直な気持ちを書こうと思います。本当に包み隠さず書きます。
長いかもしれませんが、良かったら最後まで読んで下さい。

SPRINGシーズン中止の経緯

今回のSPRINGシーズン残り全大会の中止を決断をするまで、3回の中止及び延期の発表をしました。

2月末〜3/10までの2週間の中止及び延期、その後一度は再開したものの3/26〜29、そして3/30〜4/12までと2回に渡る中止及び延期の発表。

なんとかSPRINGシーズンを継続できるように、情勢を見ながら都度判断をしてきました。

でも、このタイミングでいよいよこれ以上の判断自体の延期は難しいと考え、SPRINGシーズン残り全体会の中止を決定しました。

日本選手権である「SPRING CUP 2020」は5/30の開催予定でした。
そこまでにはある程度落ち着いて開催できるのではないか、というお声もあるかもしれません。

まずは、中止の判断に至った理由について詳しく書かせて下さい。
その理由としては、大きく3つあります。

<安全面での保証ができない>
1つ目は、大会に参加されるプレイヤーや観戦してくれるサポーターの方の安全面が保証できないからです。

『HADO』は屋内でしかできず、大会時になると比較的狭い所に多くのプレイヤーが集まります。
また、プレイ中は大声での指示が飛び交う事が多いです。
いわゆる「三つの密」に該当する環境になってしまいます。

未だ感染のピークが見えない中、今後の大会でのプレイヤーやサポーターの皆さまの安全を保証するのは難しいと判断し、今回の決定に至りました。

<心理的な不安を持ってほしくない>
2つ目は、心理面についてです。

『HADO』には日本ランキングがあり、毎週の大会の成績によってランキングが変動します。
また、年3回のグランドスラム大会の出場をかけて、予選大会も予定されていました。

HADOチームは、みんなランキングアップやグランドスラム大会出場を目指して、日々練習を行っています。

もし大会を開催するとなると、プレイヤーはこんな事を考えると思います。

成績を残さなければランキングが下がってしまうので、不安があっても出場しなければならない。
そのために、日々不安をかかえながら練習しなければならない。
チームが練習するならば不安だけど自分も練習に参加しなければならない。

少し個人的な感情が入ってしまいますが、とにかく『HADO』をすることにそのような不安な気持ちを持ってほしくないのです。

僕はテクノスポーツという新しいスポーツエンタメを生み出したくて『HADO』を創りました。
かっこいい言い方をすると、『HADO』を通して夢や希望を持ち続けてほしいのです。
夢と希望を与えるはずの『HADO』を行う事で被害者も加害者も生み出したくないし、そういう不安も持ってほしくありません

『HADO』を思いっきり楽しめる状態になるまでは、大会は実施できないと判断しました。

<直前での中止によるリスクの回避>
今の段階では、5/30の「SPRING CUP」開催時に、状況が落ち着いているのかどうか全くわかりません。

観戦者を入れて行えるのか、無観客でなら行えるのか、それすらも判断できません。

「SPRING CUP」を実施するとしたら、2ヶ月を切っています。そろそろ本格的な準備を開始していかなければなりません。

準備には、様々な制作物が発生するので、単純にお金がかかってきます。これは、中止したからといって返ってくるものではありません。
また、かかるのはお金だけではなくて、僕を含めた多くのスタッフの時間もです。

それらは、中止の判断が遅くなればなるほど失うものが大きくなっていきます
また、心理的にも開催できるかわからない大会の準備を行うのは非常に苦しいです。

それならば、早めに中止の判断を行い、使用する予定だったお金はもっと違う使い方をすたほうが賢いです(社内留保も重要)。
スタッフの時間に関しても、『HADO』の普及のための他の施策に当てたほうが有用です。

ビジネス的な判断なのでもしかしたら少しドライに聞こえるかもしれませんが、長い目で『HADO』の普及を考えた時、SPRINGシーズンを中止することが正しいと判断しました。

シーズン中止の色々な気持ち

と、ここまでシーズン中止の判断をした理由等を書きました。

ここからは、今僕が思っている気持ちを書きなぐっていきます。
特に順序も考えず書いていくので、読みにくいかもしれませんがご容赦を。

まぁ、とにかく悔しいです。
『HADO』が本格的に大会を実施しだして、4年くらい。常に規模を拡大させながらここまでやってきました。
もちろん爆発的な普及には至っていないですが、着実に成長してきたし、最近はアカデミーも順調でプレイヤー数は増えてきています。

そんな中、わずか2〜3ヶ月だけかもしれませんが、大会が一切できないというのは、悔しいです。

<プレイヤーに対して>
多くのプレイヤーは大会を目標に日々練習しています。
僕は(ROOKIES以外は)ほぼすべての大会を現地で見ていますが、プレイヤーは本当に真剣に『HADO』に取り組んでいます。
特にトッププレイヤーに関しては、まさに人生をかけて勝負をしています。

そんな彼らの練習の成果を発揮する場を提供できないという申し訳なさがあります。
気持ちの面でもそうですが、お金を払って練習しているプレイヤーに対して大会開催という形で応えなければならない、という使命感もあったりします(勝手に使命感じてるだけですが)。

僕はプレイヤーのことを、本当に勝手ながら、一緒に『HADO』を普及させる仲間だと思っています。
『HADO』の普及がプレイヤーにとっても必ずプラスに働くからです。

彼らとは、この時間を使ってなにか一緒にコンテンツを作っていきたいです。

<サポーターに対して>
あとは、「SPRING CUP」の開催を楽しみにしてくれていた方、応援してくれていた方に関しても心苦しく思っています。

今回の「SPRING CUP」は「ニシノコンサル」という番組内でキングコング西野さんに頂いたアドバイスを元に色々と企画や演出を考えていました。

一体どのような大会になるのか、楽しみにしてくれていた『HADO』のサポーターの方や、西野さんのファンの方が沢山いらっしゃいました。協力をして一緒に関わってくれようとした人も多くいます。

この想いは、次のグランドスラム大会に持ち越しさせてください。
できた時間を有効に使って、より良い大会になるようにしっかりと動きます。

<CREWに対して>
あとは、CREWのみんなの事もふれたい。

『HADO』には、普及活動を僕らと一緒に行ってくれている「HADO CREW」というPRチームがあります。

普段『HADO』の常設店舗に勤務をしてくれたり、体験会やイベントを回してくれる他、大会運営やHADOアカデミーもがっつりと回してくれています。
他には、グランドスラム大会では、試合間のショーとしてダンスを披露するなど、多岐に渡って大活躍してくれています。

今回の中止は、僕と同じくらい彼女らも残念に感じていると思います。
もしかしたら僕より選手との距離が近いので、悲しい思いをしているかもしれません。

また、『HADO』の大会やイベントが中止になることで、彼女らのその間の仕事も減少してしまいます。そのことに不安を感じているCREWもいるかもしれません。

なにができるかはこれから考えていきますが、彼女らの仕事を作っていく事も僕は考えていきます。

最後に

長くなりましたが色々と思っていた事書かせてもらいました。

世間的にみたら僅か2〜3ヶ月の中止で大袈裟に見えるかも知れません。
ただ、「サッカーを超える競技を目指す」と豪語しながらも、まだまだ発展途上のHADOにとっては、このワンシーズンの中止は大ダメージなんです。

シーズン中止により、プレイヤーのモチベーションが下がってしまうのではないかという恐怖がめちゃくちゃあります。

でも、先程書いたとおり、夢と希望を与えるはずの『HADO』で不安を感じてほしくはありません。

今はできた時間を有効に使い、安全を第一に考えた上で、『HADO』の普及に繋がる行動をしていきます。

その一つとして、こんな時ですが(だからこそですが)、近々大きめの発表をします
どうか楽しみにしていて頂けると嬉しいです。

また、不安なくみんなで『HADO』ができる日が一刻も早く訪れることを祈って、今は全力で自粛しましょう!

では、また明日!バイバイ!!


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