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岡田基生 Okada Motoki

プロフィール


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岡田基生(おかだ・もとき)
編集者・人文系独立研究者。修士(哲学)。1992年生まれ、神奈川県出身。ケルン大学哲学部への交換留学を経て、上智大学文学部哲学科を首席卒業。同大学院哲学研究科で京都学派を研究。修了後、IT企業を経て、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)にて代官山 蔦屋書店 人文コンシェルジュ 兼 人文・ビジネス フロアマネージャーを経験。2024年5月より(株)クロスメディア・パブリッシングに入社。

こんにちは。編集者・独立研究者の岡田基生です。
2024年5月から、ビジネス&実用系出版社のクロスメディア・パブリッシングで書籍編集を行います。
これまでは、代官山 蔦屋書店の人文・ビジネスフロアでマネージャー兼コンシェルジュを務めていました。
また、宮沢賢治の研究者として執筆やイベント登壇をしています。現在、単著の準備中です。

「社会をもっと面白くする、もっと豊かにするためのツールとしての書籍」を届けたいと思っています。

経営者、現場スタッフ、思想家、研究者、アーティスト、デザイナー、エンジニア……。さまざまな人たちとコラボレーションしながら、ジャンル横断的なビジネス&実用書を編集していきます。

ご連絡先

編集・執筆・登壇などのご相談につきましては、TwitterアカウントのDMからご連絡ください。

執筆

◆連載
READ FOR WORK & STYLE」(FINDERS
新しい視点を身につけるために大切な、本の読み方と選び方、そして、書店の歩き方。生活やビジネスにもっと「読書」を活用するためのノウハウをご紹介しています。

「仏像をテツガクする」全10回(仏像ワールド

◆寄稿
「戦場」から「遊び場」へ――西田幾多郎と三木清の関係性を手がかりに「批評」の論争的性格を問い直す(『批評の座標』人文書院)
学問や批評の場で「戦い」を何か本質的なもの、当然のもの、強さの証明のように信じて動いてしまうと、人格攻撃、派閥争い、嘲笑、絶交など分断が生じていきます。思想を異にしながら、互いにポジティブな影響を与え合う関係になるには? 京都学派の西田幾多郎と三木清の関係性をヒントに論じました。

「物語を作り、物語を生きる」(梶谷真司 編『共創のためのコラボレーション(UTCP Uehiro Booklet 15) 』東京大学 共生のための国際哲学研究センター)
・「経済学の"やさしい"入門書」(『MORE 2023年2月号増刊』特集〈やさしく学ぶ! 「私たちの暮らしと経済」〉集英社)
コンシェルジュ文庫2023「一生ものの、愛読書」(蔦屋書店)
コンシェルジュ文庫2022「記憶を消してもう一度読みたい本」(蔦屋書店)

◆学術論文
大学院時代は、京都学派の哲学を研究していました。西田幾多郎や三木清といった、大正・昭和初期を生きた哲学者たちの思想から、新しい文化を構想する手がかりを探っていました。

・「新しい知識人のタイプの構成: 三木清の人間タイプ論を手がかりに」(『人間学紀要』47)
・「歴史の動きに関する基礎的研究: 後期西田哲学を手がかりとして」(『哲学論集』46)
「消極的自由」と「積極的自由」: 西田幾多郎『無の自覚的限定』を手引きに」(『上智哲学誌』28)
・『技術の芸術化ーー三木清の新文化構想を手がかりにーー』(修士論文)
・『真の自己の探究ーー西田幾多郎『一般者の自覚的体系』第四論文「叡智的世界」を手引としてーー』(卒業論文)

◆研究発表
・「哲学研究者と企業のコラボレーションは哲学に何をもたらすか」
(東京大学 共生のための国際哲学研究センター〈哲学×デザイン〉プロジェクト6:「哲学のビジネス化」)
・「三木清の「ネオヒューマニズム」の現代的可能性〜技術への問いを中心に」(上智人間学会 第45回学術大会)
・「西田哲学における「無限球」の問題」(上智大学哲学会 第85回大会)

イベント登壇・Podcast

◆トークイベント・ワークショップ
青木真兵×岡田基生トークイベント「アジールを手づくり、する?」(五風十雨)
・「代官山 蔦屋書店ブックコンシェルジュが贈る日々の仕事に「使える」ビジネス書セミナー」(ギャラリークレヴィア有楽町イトシア)
・「年またぎ 紅白読書案内」(スタディサプリ講師伊藤賀一先生 出版プロジェクト 第57回)
詩集『SAPERE ROMANTIKA』刊行記念トーク 横田祐美子 岡田基生(paper company)
・哲学対話「永遠」について考える 石田絵美子 個展「こんやいっしょに月をみよう」(渋谷・パン・オ・スリール)

◆蔦屋書店のイベント
「音読ブラックスワン」100回突破記念 若林恵トークイベント「ポッドキャストは、新しい本を読むきっかけになるのか」−本の朗読を100本配信して気づいたこと−(代官山 蔦屋書店)
蔦夜書店-Reading Book Night-(代官山 蔦屋書店)
「写真幸福論 一生モノのフレーム店」「写真を読む」(代官山 蔦屋書店)
「コンシェルジュ座談会」(コンシェルジュ文庫2023)

◆代官山ブックトラック
一冊の本をめぐって、毎週ゆるりとおすすめポイントをご紹介する代官山 蔦屋書店のポッドキャスト。人文コンシェルジュの宮台由美子さんと一緒にお送りしていました。

おすすめエピソード:
#80 科学と文学の意外な関係 『季刊 アンソロジスト 2022年夏季号』特集「理系と文系の狭間に生まれる文学」(田畑書店)
#65 「広告」には、社会を変える力があるのか?
牧野圭太『広告がなくなる日』(クロスメディア・パブリッシング)

宮沢賢治研究

◆連載
「ほんとうのさいわい」につながる仕事ーー宮沢賢治に学ぶワークスタイル」(図書出版ヘウレーカ)

「ほんとうの幸福とは何か」に気づくには? 私が最も注目している作家・思想家、宮沢賢治の生涯と作品から「何のために、どんなふうに働けば、幸せな人生を送れるか」を考えていく連載です。

◆寄稿
『【宮沢賢治 短編アンソロジー】岡田基生・編 「イーハトーヴーー未完のプロジェクト」』(田畑書店)

宮沢賢治は「社会をもっと楽しくするためには?」という問いを探究していました。そんな思想家としての側面にフォーカスするため、とっておきの短編を選びました。解説付きです。

「言葉の音、音の言葉」(『宮沢賢治学会イーハトーブセンター会報 第67号●ギイギイフウ』)
都内で開いた「オノマトペだけでお題を表現する」ワークショップについてのエッセイを寄稿しました。ワークショップのレポートは、以下のリンクからもお読みいただけます。

・「イーハトーヴーー未完のプロジェクト」『アンソロジストvol.5』(田畑書店)
・「修羅のなぎさ 宮沢賢治のイギリス海岸」『季刊アンソロジスト 2022年夏季号』(田畑書店)

◆イベント登壇
「遊びの天才! 宮沢賢治に学ぶキャリア探究」(愛媛県立宇和高等学校 課外授業)
・「宮沢賢治に学ぶ“サスティナブル”」(サントムーン柿田川)
・ワークショップ「本の星座」(気流舎)
第一夜 宮沢賢治『春と修羅』〜賢治の世界感覚に迫る
第二夜 宮沢賢治『イーハトーヴ童話集 注文の多い料理店』〜言葉の秘密に迫る
第三夜 宮沢賢治という〈鏡〉

noteに掲載した宮沢賢治に関するエッセイはこちら

◆フェア・展示企画
宮沢賢治没後90周年記念選書フェア「新しい文化を導く北極星」
現代の問題意識を先取りしていた賢治に新しい文化のヴィジョンを見出し、彼の作品から社会、教育、経済などに関する書籍をセレクトし、紹介冊子を作成しました。

冊子の内容はこちら

宮沢賢治没後90周年記念フェア「鉱物に映る宇宙」
宮沢賢治の詩や童話の中にはさまざまな種類の鉱物が登場します。文学の言葉を通して鉱物の新たな魅力を照らし出すため、彼の詩や童話の一節と、その中に登場する鉱物の標本を並べて展開しました。

過去のイベント企画

◆ワークスタイル
アート思考サロン in 代官山

ビジネスパーソンがアーティストと直接対話する機会を提供し、「アート思考」を体感していただくワークショップイベント。
第1回 久門剛史氏と語る「未来の不確実性」
第2回 冨井大裕氏と語る「思考の飛躍:日常から異次元へ」

・『図解 目標管理入門 マネジメントの原理原則を使いこなしたい人のための「理論と実践」100のツボ』刊行記念 坪谷 邦生 ワークショップ「代官山 蔦屋書店にある全書籍の中から、自分の目標を浮かび上がらせる」
『まず、ちゃんと聴く。』刊行記念 櫻井 将×篠田 真貴子トークイベント&公開ミニセッション 「明日から一歩を踏み出せる『聴く』と『伝える』のヒント」
『冒険の書 AI時代のアンラーニング』刊行記念 孫泰蔵トークイベント「AIが劇的に進化していく時代、人間はどう生きるか?」
・『パラドックス思考 矛盾に満ちた世界で最適な問題解決をはかる』刊行記念 舘野泰一✕安斎勇樹 トークイベント「両立困難な"無理ゲー"課題を受け入れ、解決するためには?」

◆経営・ブランディング
・『デジタル・ブランディング』著者来日記念 パブロ・ルビオ・オルダス×長谷川雅彬 トークイベント 「世界的戦略デザインオフィスCEOが語る日本企業の現在地と伸びしろ」
・長田敏希『ブレイクスルーブランディング』×近野 潤『うまいを上手く伝えて売れるを作る。驚きの商品開発術』出版記念イベント

◆ソーシャルイノベーション
・『パーパスモデル』刊行記念 吉備友理恵×近藤哲朗トークイベント「編集者と掘り下げる!パーパスモデルの可能性と本で伝えたいこと」
・『ゼブラ企業カルチャー入門』刊行記念 スマイルズ野崎亙×カリモク家具加藤洋×Meetalk山中直子×ゼブラアンドカンパニー阿座上陽平 「愛されるブランドの経営者が考えていること〜ゼブラ的経営とは何か〜」

◆人文・カルチャー
FRIDAY NIGHT ESSAY CLUB ――〈書くこと〉で日常を見つめ直すワークショップ 川野芽生×高田怜央×永井玲衣×松田樹×森脇透青

蔦”夜”書店 in 代官山 蔦屋書店 都築響一/牧野圭太/若林恵
『洲浜論』刊行記念 原瑠璃彦matohu堀畑裕之 トークイベント「スハマーとは何か? ――現代に生きる海辺の思想を探る」
・ゾンビ本コンシェルジュによる一夜限りの対面販売会|『WORKSIGHT 18号 われらゾンビ We Zombies』刊行記念イベント 山下正太郎×宮田文久×若林恵
・詩集『SAPERE ROMANTIKA』刊行記念 高田怜央×永井玲衣トークイベント「あれから10年、まだ哲学していた」

過去の担当フェア・展示

◆経営・ブランディング
斉藤徹『だから僕たちは、組織を変えていける』(クロスメディア・パブリッシング) コラボレーション企画
書店ごとに来店されるお客様のカラーが違うのに、本の魅力を伝える帯はどこでも同じでよいのか? そんな疑問から生まれた企画です。経営学、心理学、哲学、実践知など、組織を変えるのに必要な「すべてがこの一冊に」……。そんな魅力を伝えるため、代官山 蔦屋書店限定の帯を作っていただきました。さらに、帯の内容を立体的に表現する選書フェアを開催しました。

『だから僕たちは、組織を変えていける ワークブック』刊行記念フェア「さあ、組織を変える旅に出よう」
『[新訳]HOLACRACY』の刊行記念選書フェア「自主経営組織をはじめるためのブックリスト」

◆ソーシャルイノベーション
MITSUI MIRAI CHALLENGERS AUDITION 特別展示 「挑戦者の本棚」
WOOD DREAM DECK

◆人文・カルチャー
異形の芽生え 『奇病庭園』と川野芽生
詩集『SAPERE ROMANTIKA』刊行記念フェア「SWEET SUMMER SENSATION」
BRUTUS 珍奇鉱物特集 SPECIAL STORE⁡
・『反集中』刊行記念選書フェア
『洲浜論』×matohu――海辺から日本を見る
『季刊 アンソロジスト 2022年 夏季号』刊行記念ブックフェア「理系と文系の架け橋 ―渡辺祐真(スケザネ)セレクション―

◆デザイン
¿Es dorada? JINS 2020 Spring/Summer
IDEATITY Takeuma×unpis×カワグチタクヤ 三人展
天童木工80周年記念フェア「天童木工とジャパニーズモダン」
『すみだモダン』刊行記念フェア―"最先端の下町"、地域ブランド10年の歩みとこれから―⁡

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