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言葉の表現に現れる4つの深層心理 2/2

こんにちは!コミュニティ型コーチングスクール:CAM Japanディレクターのもときです。今日は、前回に続き、CAMの代表であるChadさんのブログを土台として、人の言葉の表現に現れる人の本心について、書いていきたいと思います。

前半のnoteはこちら!→ https://note.com/pds/n/nbf8ab6e8ed03

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三つ目の判別ポイントは、発掘と発見です。みなさんが課題と向き合う時、どのような思考回路を使って考えていますか?課題と向き合う際の思考回路にも、自分の認識と本心(心の願い)のずれを判別するポイントが表れてくることがあります。Chadはそのことをこのように表現しました。

コーチは、クライアントが既に知っている情報を発掘することではなく、まだたどりついていない気づきの発見へと導き出すことが大切です。先日、クライアントに、もし家族との間に境界線をひいたらどのようなことが起きますか?という問いを投げかけました。すると、彼女は、過去に境界線をひいた際に家族がどのように反応してきたかや、どれだけ家族と同じ空間にいるのが大変かについて話してきました。私は、彼女が質問に対して返答していないことを指摘しました。私は、彼女が想像力を膨らませ、状況が変化したらどのような光景が浮かぶかについて問いかけたのですが、彼女は、記憶の中から過去の経験を回収してきました。クライアントは間違ってはいませんが、間違った思考回路を使ってしまっていました。彼女の記憶発掘機能が、新たなものを生み出す機能を邪魔していました。この二つの違いを判別することはとても大切なことです。

この女性は、課題と向き合う際に過去の経験から受けた痛みにより、課題の難しさに焦点が当たっていたため、前向きな発想や可能性に目を向けることができていませんでした。みなさん自身が課題と向き合う時の思考回路や、人の話を聞いている時にその言葉はどの回路からきているかを意識して聞いてみてください!新たな発見があるかも。。。

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四つ目の判別は、モチベーションです。このテーマは多くの人が悩むテーマじゃないでしょうか。コーチングで取り扱うトピックの中でもトップ3に入るやつです。

その理由は、何かを成し遂げようとしたり、前進していこうとする時に一番必要となってくるのが、モチベーションです。モチベーションなしには、大きな変化は生まれません。そして、それをキープし続けるのが難しい...

モチベーションは人を特定の行動や傾向、態度へと導いたり、変化させる内的促しです。そのため、モチベーションに関する判別を正しくすることはとても重要になってきます。最も大きな判別の一つは、論理的なモチベーションと感情的なモチベーションの違いです。人が頭の中で何をするべきかを知っているからといって、実際にすることはまた別の話です。例えば、ある人が仕事を見つけるのに一番最適な方法は、ネットワークに繋がることだとします。彼は、それを論理的に考え、とてもいいアイディアだと言い、彼がゴールに達する確率をあげるものだと考えます。しかし、感情的思考が、論理的思考と一致していない場合、彼は少ししか行動に移すことができません。

論理的モチベーション
・これをするのが最善だと思う。
・それはするのが正解だと思う。
・その計画はいいとおもう!
感情的モチベーション
・それを考えるとワクワクする。
・実践していくことを考えるとやる気が出てきた。
・その行動計画がすごく腑に落ちて、しっくりきている。

あなたが、自分で行動設計していく時や、他者の行動設計をしていく際に、論理的な解決法の提示だけで満足してはいけません。実行する人(自分や相手)の思考と感情、モチベーション、大切にしたい価値観や信条など、様々な視点から、論理的思考と感情的思考の関係性を明らかにすることが大切です。

論理的思考と感情的思考がマッチしていないと、どんな最高なプランでもやり遂げることが難しくなります。

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いかがだったでしょうか?言葉の表現に現れる4つの深層心理(代名詞・検討と決断・発掘と発見・モチベーション)でした。ぜひ、自分の言葉や人の言葉の表現に意識を向けつつ対話をしてみてください!

なにか新たな発見や前進の糸口がみつかるかも?



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