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【イベント】2024年新酒鑑評会公開利き酒会に行ってきたぞー

僕が毎年楽しみにしているイベント、全国日本酒フェア公開利き酒会。

日本酒フェア自体は蔵元さんが来て色々試飲できるイベントになりますが、僕が参加したのは公開利き酒会の方。

令和5酒造年度(2023/7/1~2024/6/30)に造られた日本酒の鑑評会で受賞したお酒を試飲することができるイベントです。

10年以上前からもう8回目の参加になります。歳をとったもんだ・・・

出典:日本酒フェア公式HP

ちなみに入賞酒の目録はこちらでみられます。

https://www.nrib.go.jp/data/kan/shinshu/award/pdf/r05by_moku.pdf

今年の公式サイトは、美味しく日本酒を飲めるお店の紹介まであって結構気合が入っているなと思いました。

出典:日本酒フェア公式HP

そんなわけで決戦の地、池袋へ。

ちなみに一つ下のフロアではコスプレイベントがあって中々にカオスだった

今年は828点出展中、入賞酒は392点、その中でもさらに金賞受賞は195点でした。

入賞酒が並んでいるので、全部試飲すればこの日だけで400弱の銘柄を飲むことができます。最も時間も肝臓も足りませんが・・・

メモ用のボールペンも持ち準備は万端!

とりあえず僕は金賞酒にフォーカスを絞って試飲してきました。

ずらーっと並んでる
我々は生き延びることができるだろうか

がっつり3時間ノンストップでテイスティングをしました。

どれもレベルが高く素晴らしい味でしたが、その中でも僕の好みに合ったり特徴的だと思ったお酒を紹介したいと思います。自分が知らなかったお酒が多めです。

六根/株式会社松緑酒造(青森)

出だし好きな銘柄ですみません。花想いという青森のお米で作られた銘酒。

桃川/桃川株式会社(青森)

桃川は鑑評会の常連ですね。今年も美味しいー!

銀鱗/株式会社那波商店(秋田)

秋田県は秋田巡吟醸を毎年飲んでいるので結構親しみがあります。

一白水成/福禄寿酒造株式会社(秋田)

秋田の若手蔵元集団、NEXT5である福禄寿酒造株式会社さんの一白水成。日本酒好きの方にはメジャーだと思いますがレベル高いのでつい挙げちゃいます。

春霞/合名会社栗林酒造店(秋田)

同じくNEXT5の春霞。やはり高めあっているのでしょう。美味しいです。秋田県独自の酒米、美郷錦使用の純米大吟醸。

わしが國/株式会社山和酒造店(宮城)

隣の雪の松島も当たり前に美味しい

圧倒的すっきりさで印象に残った珍しいタイプでした。

黄金澤/合名会社川敬商店(宮城)

こがねざわといいます

好きな銘柄という贔屓目なしにして・・・いや、美味しいから好きな銘柄なのか。旨味も香りもありつつキレッキレ。

あたごのまつ/株式会社新澤醸造店 川崎蔵

金賞じゃないけど飲んだ

今年ブイブイ言わせているので飲みました。うーむ、このレベルで金賞ではないとか年々レベルが高くなっているのでは。

秀鳳/有限会社秀鳳酒造場(山形)

これはもうライチ・マスカット系の香りプンップンですね。ワイングラスでいきたいところ。

東の麓/東の麓酒蔵有限会社(山形)

山田錦以外の米・・・特に地元県の米で金賞は「おっ」て思う

山形県オリジナルで最高級酒米との呼び声高い雪女神を使用。純米大吟醸。透明感ありますね。

龍泉 八重桜/泉金酒蔵株式会社(岩手)

キリっとした辛口。印象に残りました。

鷲の尾/株式会社わりの尾(岩手)

ラベル上目立ちますが結の香は酒米の名前です

こちらも辛口。今回、岩手のお酒は割と辛口が目立った気もします。調べたら、『結の香』は酒米の王様「山田錦」と比較して雑味成分が少なく、キレイな酒質になりますとのこと。

千駒/千駒酒蔵株式会社(福島)

全部美味しいので、訳が分からなくなりそうになるのですが、ドンピシャで自分の好みのお酒があると目がくわっとなります。そんなお酒でした。

あぶくま/有限会社玄葉商店(福島)

好きな銘柄なので挙げちゃいます。すみません。でも美味しいので!

夢心/夢心酒蔵株式会社(福島)

これはザ・大吟醸な香りが非常に立ってましたね。所謂フルーティー系が好きな方にお勧め。

秘玄/浅間酒造株式会社 第二工場(群馬)

ラベル一番お洒落かも!

ラベルのお洒落さもあり印象に残りました。デザインって結構味にも影響ある気がします。

春鶯囀/株式会社萬屋醸造店(山梨)

「しゅん のう てん」と読みます

バランスがいいですね。刺身と凄く合いそうでした。

川中島 幻舞/株式会社酒千蔵野(長野)

日本酒好きでは結構有名ですが、挙げました。こちらもバランスよく、非常に綺麗なお酒。

松尾/株式会社高橋助作酒造店(長野)

こうなんていいますか・・・じんわりとした旨味のあるお酒でした。令和元年に品種登録された長野県オリジナルの酒米「山恵錦(さんけいにしき)」を使用。

黒松仙醸/株式会社仙醸(長野)

こちらも山恵錦を使用。いいバランスです。長野県は結構バランス型が多い気がしました。

越後ゆきくら/玉川酒造株式会社(新潟)

キリッとしつつ、そこまで辛口でもない。新潟と言えば辛口なイメージがありますが、最近はそんな感じでもなく色々なバリエーションがありました。

千寿/朝日酒造株式会社 朝日蔵(新潟)

超メジャー銘柄久保田ですが、こちらなんと千寿なんですよ。これは凄いことです。優劣とかでなく、大吟醸でない千寿でしかも金賞。改めて実力が分かります。

常山/常山酒造合資会社(福井)

アタックの良い香りが強いです。インパクト系。勿論、美味しい。福井県の酒米『さかほまれ』使用の純米大吟醸。

東龍/東春酒蔵株式会社(愛知)

すーっきりしてました。ラベルもなんかいい感じです。

勲碧/勲碧酒蔵株式会社(愛知)

香りが強いです。マスカット系ですかね。最近の鑑評会は減点方式の中にも少し加点も考えているようなそんな印象がもてます。

福和蔵/井村屋株式会社 福和蔵(三重) 

洒落てる

お洒落なラベルに対し味わいは濃ゆいです。個性強い。面白いですねー。

鉾杉/河武醸造株式会社(三重)

弓形穂を使用の純米大吟醸。山田錦の元親と言われている伊勢錦の突然変異種を三重大学生物資源学部で固定された新しい酒米。個人的に、酒米の違いは正直分からなかったりするのですが、飲んだ後見ると結構その地方の酒米使用酒を選んでたりするので面白いです。

松の司/松瀬酒造株式会社(滋賀)

こちらはキレがいいです。こういうお酒をテイスティングするとこう・・・つまみが欲しくなりますね(笑)

初日の出/羽田酒蔵有限会社(京都)

元旦に飲みたい

素晴らしく上品な味。京都のお酒って感じがします。

月桂冠/月桂冠株式会社 大手一号蔵(京都)

超ド級有名銘柄

新酒鑑評会というと地酒蔵のイメージが強いですが、黄桜、白鶴、菊正宗などなどいわゆるパック酒を出しているような蔵元さんもバンバン金賞を撮っております。何なら複数蔵。

そして、今年は全部を含めた上で月桂冠がとんでもなく美味しかったです。もちろん、飲むタイミングもあるのでしょうけど。綺麗なキレと旨味をとてつもないバランスで両立させておりました。

春鹿/株式会社今西清兵衛商店(奈良)

奈良の銘酒なので今さらっちゃ今さらですけどね

そこそこ色味もありつつ、香りはライチやレモンの爽やかさ、良きです。

三光正宗/ 三光正宗株式会社(岡山)

ここらへんかなり後半で写真、メモと少ない中、辛口スッキリさで思わず写真を撮りました。クラシカルなラベルもいい感じです。

八幡川/八幡川酒造株式会社(広島)

これは大吟醸たる香りの強さをはっきり感じました。流石広島、吟醸酒生まれの県です。

綾菊/綾菊酒造株式会社(香川)

なんでしょう、ふわぁ~っととろける感じがしました。面白い。こういう個性があるお酒好きです。

山丹政宗/株式会社八木酒造部(愛媛)

コメントメモ、美味し。シンプルイズベストですね。ばしっと決まる系です。

筑紫野/大賀酒造株式会社(福岡)

結構、鑑評会なんかで常連のお酒。香りが強く、今年は特に印象に残りました。福岡の日本酒レベル高まっていますね!

万齢/小松酒造株式会社(佐賀)

鑑評会常連のお酒。機械化せずに全工程手造り・少量生産とのことで中々酒屋さんで見かけないのですよ。買いたい。

以上で自分がグッと来たお酒や個性を感じたお酒の紹介を終わります。

今年は以前の3時間に戻して頂けたおかげで金賞受賞酒は全て試すことができました。

とはいえ、金賞だけでも約200銘柄ですから、写真やメモをとるのを忘れてしまったものもあります。特に後半。

アルコールが入る上、集中するので脳も疲れますがやっぱり楽しい。

また来年を楽しみにしたいと思います。

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