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飲食店におけるサービスと炎上

色々と話題の食べログだが、お店の情報を知るのには便利なことは確かではある。全部の飲食店に公式HPや情報があるわけではないからだ。

勿論、大勢の人があれこれ書くので、その情報を鵜呑みにするのではなく、セカンドオピニオン宜しく他の人やサイトの意見も見た方が堅実なのですが。

特にサービスが悪かったから点数低いっていうのは、難しいところがある。その人自身の態度がわからないからだ。

先日、Twitterでこんなツイートを見かけた。

注意喚起という時点で、このすずらんというお店を悪くいうつもりであることは明白である。

恵比寿の某高級ラーメン屋とぼかすでもなく、もはやお店の名前が出てしまっているので載せてしまうと

と、確かに点数は高い。とはいっても、「食べログ3.5以上の有名店だって」と言われてもそれはお店としては食べログさんに言ってくれという話であろうが。

Googleでの口コミも見ていると、賛否両論。というより否が多い。高い、店員の態度が悪いという意見も散見されるので、上記ツイートも信憑性があると思う。

ただ、今回のツイートのみ着目した上で、前後の会話を見ると少し印象も変わる。

恫喝されるに至った経緯を書いているが、怒っているであろうツイート主の主観でもって書かれた文章でも、店員は知人の方の言い方に怒ったことはわかる。

だからといって怒鳴っていいかは別ではあるけど。

そもそも頼んでもないのに、食べログにメニューを載せられてお店は嫌なのだろう。現在は、メニュー、人の写真はNGで、料理だけ許可をもらって撮影OKだそうだ。

食べログの規約でも「写真はユーザーが食事をした当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。」とあるので、ネットの写真メニューを店員に見せるのもちょと失礼な気がする。

店員Aも言い方は知らないが、帰っていいですよと言っているので、値段不明瞭でラーメンを出して、お会計が高いぼったくりとは明確に違う。一部値段がない物があるようだが、それはハマグリなど時価で仕方のないこともあるのだろう。

この時点ではお店とお客のミスマッチが起きているに過ぎない。

そこで「は…そんな感じだったらいいです。僕らも無理にここで食べたいわけじゃないので。」と返すことが発端だったのかと思われる。

お店を経営している以上、その中に存在している時間、1分1秒にお金が生じる。端的に言うと暇じゃないのだ。

ランチ営業はしているが、夜も貸し切り。仕込みなどがあるのだろう。

お店の側に完全に立つのであれば、ネットの写真を見せるほど調べて来た割に、表面的な情報だけでやってきて、挙句無理に食べたいわけじゃないと悪態をついてきた客となる。こういう客が毎日のように来たらどうだろうか。

プライドも傷つくし、完全な時間泥棒で、メニューを載せたくもなくなるのではないだろうか。

ただ、再度書くが、かといって怒鳴っていいものではない。

ツイート主のフリーアナウンサー立場からか、たちまち拡散され、ぼったくりだと評判がふりまかれる。ツイート主は「私はぼったくりと言ってない。」とあるが、炎上してしまえば、あとは手の打ちようがない。

こうなると、もう言いたい放題になる。ネガティブな情報を切り取られ拡散される。しまいには経営元が反社会的勢力だろう推測される始末。

今回、実際怒鳴られたというツイート主や食べた人が値段の価値がないというのは、仕方がないと思うが、行ったことも食べたこともない人が言いたい放題拡散するのは、何か違うように思える。

つまり一次情報であるなら理解できるが、二次情報、三次情報で拡散することに違和感を感じるのである。

今回の炎上の要因をまとめると

1.ラーメンという大衆的な食べ物に、一般と比較して高額な価格設定がつくイメージの剥離

2.店構え、店員の態度に高額な金額を払う不公平感

3.フリーアナウンサーという立場の方が店舗を実名で批判することで、元々くすぶってた火種が炎上

と考えられる。

高級店が料理に家賃、給与など上乗せしても高級な店構えやサービスをすること、または一見さんお断りは、改めて意味があることだと思った次第である。

さて、これまでツイート主を批判するような文章になったが、勿論僕自身も高圧的だったり怒鳴るようなお店で食事は避けたい。

味は舌からの信号を脳で感じるので、五感全てで味っているというのも理解できるのだ。

自分自身が値段などで納得感を持って空間と食事を楽しめば、全く問題ないのだ。安いお店で適当な接客で雑に食べるのも美味しいし、少し値段のするリストランテでお水をサーブしてもらいながら食べるのも美味しい。

ただ、期待値が高まると、勝手に期待して勝手に失望するので、そのようにならないよう気を付けたい。

最後に、ラーメンといえばラーメンハゲこと、ラーメン発見伝の芹沢さんの名言を網羅して終えようと思う。

※芹沢さんがダークサイドへ堕ちたきっかけでもある

※お店を紹介する立場として肝に銘じたい言葉である。

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