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正社員という雇用形態にこだわらない方がいい時もある

私は今は正社員で働いていますが、20代前半は非正規で働いていました。

それは非正規の方が楽だからというより、学生時代に引きこもりがちに過ごしてしまったこともあり、人生経験が足りなすぎてこのまま正社員で働いても会社に迷惑をかけるだろうし、すぐ辞めてしまう可能性があると思ったからです。

契約社員やアルバイトという就業携帯でさまざまなお仕事をしてみました。中でも自分の役に立ったのはコールセンターでのアルバイトです。

コールセンターの仕事内容は、受電ではなくこちらから商品のご案内をする仕事でした。受電だと待ち時間が長いので周囲の人と雑談する時間が生まれてしまいますが、ひたすらかけまくるので3時間シフトに入ったら3時間きっちり電話しまくってさようなら、という感じです。

当然電話口の相手は冷たいし、あまり心が温まるお仕事ではないのですが、何が役に立ったかというと、お客様にお時間ありますか、と確認し、内容を伝え、話を聞いていただいたら最後に御礼を言い...という、電話対応の型を学べたことです。

そしてコールセンターのマネジメントスタッフの方は気遣いができる方ばかりで、モチベーションを保つための声かけをしてくれたり、実際に社員として働いてる人たちがどんな人たちなのかも見ることができてよかったです。

今結果的に正社員として働けているから言える結果論ではありますが、身軽な身分だったからこそいろいろな会社の社会見学みたいなことがお金をもらいながらできたし、いろんな会社の人を見ているおかげで今の会社のルールがすべてじゃないことが分かるので、選んだときは不安だったけれど、自分の状況を冷静に判断して非正規で働いてよかったなと思っています。

一番いいのは学生のうちにいろいろなバイトをして理想の就職をすることだったと今でも少し心残りではあるけれど、自分の事情で人とライフステージのタイミングがずれてしまったときは、世の中のタイミングに無理してでも合わせたいのか、自分のタイミングを重視するのか、自分で決めていいと思う。

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