アート作品に説明文って必要?@アートで生計を立てれるようになれるのか日記
こんにちは、オランダでサラリーマンをしながら絵を描いていて、職をサッサと手放したい自分の本能に正直な長谷川です。
7月は完全にダラけています。
前回の日記では、1週間足踏みしてしまってかなり苦しいというようなことを書きましたが、1週間のスランプなんて甘かったです。
なんと約1ヶ月足踏みしています。笑
おいらは夏が苦手なのかもしれない。
去年の夏だってダラダラ寝て過ごした。
もうこの際、毎年夏に活動的になるなんて期待は捨ててしまって大いにダラける算段で一年を設計してしまえばダラける事による自己嫌悪を防げれるのではと思いました。
というわけでこれから夏は捨てます。
一年は9ヵ月しかないぞ!
そんなこんなで、文字によるアウトプットもおざなりにしておりました。
やっとこさ、6月に1ヵ月間オランダのマーストリヒトで開催した個展について反省をしたいと思います。
次に繋げる!
個展開催期間中に撮影した写真と動画を繋げてビデオを作りました。
ここを読んでくださってるあなたは恐らくおいらの個展に足を運べていらっしゃらないはずなので見逃し配信的なノリで見ていただければと思います。
まず結果発表。
オープニングパーティで2枚絵が売れただけでした。
売り上げ的には初開催だった2月の個展を下回りました。
ただし、前回は絵の売り上げが会場代をかろうじて上回っただけなので、利益的には会場代が無料だった今回の勝ち。
事業として評価するなら、きっちり利益を出した今回の方が上手くいったんだと思うのですが、クリエイターとしては売上高が圧倒的に劣る今回の結果は悔しいです。
なぜかというと、前回は単純に多くの人が絵を買ってくれた。よりたくさんのお金と自分の描いた絵を交換してくれる人がいた。
実際においらの伝えたい想いが乗っかった作品に、より多くの価値がついたのは前回の個展なのです。
今回は利益は出たけど、おいらの作品によって世の中に生まれ落ちた価値は前回より小さい。
この事実は圧倒的に悔しい。
絵のレベルは格段に上がっているのに、、、
ロックダウン明けの6月だったからというのも言い訳にしかなりません。
精進します。
では今回の反省で次回に行かせるのはなんぞやと言いますと、
作品の説明文を今回は設置しなかったのです。
もうこれ大失敗。
最低です。
今回は実は準備期間1週間にも関わらず、ゴリゴリにコンセプトを作り込めたんです。
それぞれの壁にそれぞれのコンセプトがあり、オープニングパーティでは来場者にしっかりコンセプトの説明ができたのです。
皆さんの反応もよかった。。。
実際そこで絵も売れたし。。。
でも実は元々は説明文を書いてそれぞれの壁に貼ろうと考えていたのです。
それを個展の準備段階でお店のオーナーに説明文は作らない方が良いとダメ出しされたんです。。
あろうことかそれに従っちまった!!!
これは完全においらの弱い部分で、アートを大学院で学んだ店のオーナーさんのアドバイスを受け入れてしまった。
説明文があるとアート鑑賞者のアートの受け取り方を方向付けてしまうから良くない。
というアドバイスでした。
へーーーと思って、素直に従った自分のミスです。
その後、1ヵ月の開催期間中に見た光景は悲惨でした。
説明文が無いと、多くの来場者は足を止めることなく鑑賞を終了してしまう。
アート鑑賞が趣味の人に説明文は必要ないかもしれないんです。
おいらみたいなプロ鑑賞者は自分と他人の作品の間で関係を気付けてしまいます。
オランダと言えどそこまでの鑑賞者はなかなかいません。
ましてや街中での個展なんてアート鑑賞を普段しない人たちと繋がりを持つチャンスなんです。
ここを見誤った。
それぞれの壁に説明文があれば、来場者が個展空間で過ごした時間が格段に長くなったはず。。。。
というわけでおいらはあろうことか印象の薄い個展を開いてしまったんです。
猛反省。
そして作成した動画にもあろうことか説明文は何もありません。
動画作りで文字を挟むということをやったことが無いということもあり思いつきませんでした。
今回はこの反省点が大きい。。。
おいら的には作品のコンセプトやなぜおいらはアートを作るのかを懇々と説明した文章は必要だと思います。
それをすっ飛ばしたことにより今回の個展は悲惨なことになってしまったので、この反省を次回にいかします!!
久しぶりに書いたので、いつもより余計に文章が拙いっすけどご勘弁。
引き続き応援よろしゅう。
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