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【あがり症改善】1回の失敗がトラウマに…どうやって克服した?

みなさんは、人前で話すときに、失敗してトラウマになった経験はありませんか?

人前で話すのが急に怖くなったり...

異常に緊張するようになったり...

私にはあります。いまでも明確に覚えています。

今回は、私の実体験を踏まえ、人前で大失敗してトラウマになった件を、どのように克服したか、解説させていただきたいと思います。

きっと、人前で緊張しやすい方、あがり症の方の参考になると思います!

人前で話すのが怖くなった事件…

あるとき、新入社員の前で話すことがありました。

入社式というほど堅苦しいものではなく、和気あいあいと集まって、「よろしくお願いします」と挨拶するような会合です。

上司だった私は、冒頭10分間くらい挨拶することになってました。

「皆さんおはようございます!」という感じで、前に立って話そうとした瞬間、ドキッとして固まってしまったんです。

なぜかというと、来ているはずのない、私の上司が後ろで腕を組んで見ていたのです。

なぜ上司を見てなぜドキッとしたか。

それは前日に、恐ろしいほど激詰めされていたからです。

朝も、あえて顔を合わせないように出社したところ、いないもんだと思っていた私の上司が、鬼の形相でこちらを見ているではありませんか?(恐らく鬼の形相はしてなかったと思いますが笑)

それを見て、完全に固まってしまったのです。声も震え、汗がダクダク。。。ほとんど話せませんでした。

新卒の方は残念だったと思います。最初に見たリーダーがそういう状態なので。

周りの人からも「今日なんだか変でしたね」と言われました。

以来、聞き手の中にちょっと怖い顔をしている人や、無表情の人、眉間にシワが寄っている人がいると、ドキッとして話せなくなりました。

それが10年くらい続いたと思います。

トラウマを克服する方法

ただ、講師として独立してからは、主に話す職業ですから、絶対に克服しなければなりません。

どうやって克服したか?

30人、50人の前で話すとなると、必ず怖い顔をして聞いている人がいます。(怖いといっても私がそう勝手に思っているだけですが)

その人を見ないようにしようとしても、どうしても視界に入ってきます。

人間っておもしろいもので、「見ちゃダメ」って思うと、見てしまうんですね。「ツルの恩返し」みたいな状態です。

だから「見ないようにする」ことは完全に捨てました。

その代わり、集中に変えたんです。

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集中が緊張改善のカギに

何に集中するか?

つです。

①話すこと

「これだけは死んでも伝える」というワンメッセージを決めて、針に糸を通すかのごとく、話すことに集中します。

②聞き手の反応

中には「うんうん」と頷いて聞いてくれている人もいます。私が投げかけると、レスポンスがあります。そのレスポンスを見ながら、話し方を変えたりします。

このように、

伝える→反応を見る→伝える→反応を見る

を繰り返すことで、怖い顔をしている人が目に入らなくなりました。

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最初は、反応がいい人1人くらい見つけて、その人に届ける→反応を見る、を繰り返していました。

慣れてくると、2人、3人とできるようになりました。そのうち100人の前でも、半数くらいの方を見ることができるようになりました。

よく見えるようになってくると、一番最初に怖そうな顔をしていた人が、実は爆笑していたり、必死にメモを取っていたりすることに気づきます。

そこで、ようやく私の思込みが外れました。

「怖い顔をして聞いている人は、別に私を傷つけようとしているわけではない」と。

そもそも怖い顔をして聞いていると、私が勝手に思い込んでいるだけで、みなさん普通の顔をして聞いています。私の勘違いです。

怖い顔をして聞いている人=昔の上司=ドキっとする

この負の連鎖がボロッと外れた瞬間でした。

小さな成功体験

トラウマの解消方法は、小さな成功体験だと思っています。

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傷もヤスリで磨けば、そのうちキズがなくなります。

それと一緒で、何回も成功体験を積み上げていくと、トラウマもトラウマでなくなり、普通の状態に戻れます。

この成功体験が過去の記憶を上回ったときに、はじめて脱皮ができます。

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小学校のときに本読みで失敗して、その影響で大人になっても人前で立つのが怖くなったというかたもいます。

ピアノの発表会で間違えて、お母さんに手をバチンと叩かれ、それ以来、人前で立つと手が震えてしまうという方もいます。

これらのトラウマをいきなりひっくり返すのは難しいことです。

だからこそ、小さな成功体験です。

20人くらいの会議で発言するのは緊張するから、まずは4人位のミーティングで発言してみる。

我々講師に向かって話してみるのもいいと思います。きっと安心して話していただけると思います。

8人位の飲み会なら「乾杯の音頭をとってみようかな」とか。

少しずつ慣らして、成功体験を積んで、トラウマをボロっと外していくのが一番の近道だと思います。

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まとめ

私は、人前で話すのが怖くなった経験を、小さな成功体験を積むことで、克服していきました。

皆さんにオススメしているのは、気合や根性だけで乗り切ろうとしないこと。心が折れます。

まずは小さいな成功体験から。

小さなコミュニティで手を挙げて発言してみたり、少し自分から提案してみたり、ちょっとだけドキドキすることにチャレンジし、ぜひ心の耐性をつけていただきたいと思います。

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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

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