映画

私の人生はごく平凡で

何かにおいて特別優れている訳では無い

どんなに一生懸命頑張っても

その頑張りをパッと超えてしまう人が現れる

まるで何かの主人公のような

主人公ばかりが目立ってしまうから

私はつい脇役なんだと諦め投げ出し嘆いたり

身勝手に嫉妬したり妬んだりして

その主人公が他人であることを忘れてしまう

一体全体いつから私は他人の人生の中に
生きる人になったのか

自分自身を脇役に配役してしまったのだろう

私が主人公に見えているあの子も

実際は他人に過ぎないのに

嫉妬や妬みというのは時として人の大きな原動力

しかしその執着も過度に行き過ぎてしまうと

自分を傷つけたり汚してしまうものでもある

何より自分自身を見つめるための眼が曇る

あくまで私の人生は私のものなのに

私の人生の映画は私が主人公なのに

あの子のようにあの人のように

立派でもなく豪華でもなく特別素晴らしくもない

ごくごく平凡だとしても

私の人生を刻めるは私しかいないのだと

私はもっと早く気づくべきだった

誰とも比べなくていいのだ

私は私にしか歩めない道がある

その道を刻むことが何よりも大切だから

今日も私はアクションをかける

私の人生の映画のオープニングだ

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