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朝が堕ちる

朝が堕ちる頃に

僕の心も堕ちる

朝が朽ちた後の昼間という時間は

地獄の朝よりも

僕の心を憂鬱にさせる

昼が朽ちた頃ようやく

静かな夜が昇ってくる

何者にも邪魔されず

何も気にしなくていい

夜は本当に素晴らしい

暖かい布団と自分の肌が擦れる音は

癒しを与えるオルゴールのよう

布団から香る暖かいお日様の香りは

この世で僕を1番癒すアロマのよう

明るいことばかりが善と思っていたけれど

暗さもこんなに大切なものなのだと

夜になると気づく

朝と昼がありなぜ夜があるのか

光があるところになぜ影があるのか

どうして人には表裏があるのか

それは全て必要だからなのだと思う

朝と昼は世界中の全てを

光で魅力的に見せてくれるけど

その魅力を見続けることに時に疲れてしまう

これを書く僕のように

朝と昼より夜が好きな人もいる

人の表裏も同じようなものなんだよ

上手に人と付き合うために

人は本心を隠さないといけない

本心ばかりをぶつけていては

衝突を免れない時がある

自分を守るため

人と人の関係を繋ぐために裏がある

表も裏も必要なんだ

そう思ったひとりの夜

また朝が堕ちる

朝で堕ちていく

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