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「あなたには鬱であって欲しくなかった」



 おっす、あたいもちぎ。

 今日はずっと前にいただいたメッセージを一つ紹介するで。


 といっても内容の仔細を晒し上げるつもりは無いから、聞かされた個人情報や背景は書かないし、その人にはもうブロックされちゃってるみたいで公開する了承も得られないので、メッセージの中の言葉を一つだけ引用する形で記事を書かせてもらうわ。


 引用する一文はほんとシンプルなもので、それは題名にも書いた通り、あたいの頭から離れなくなった言葉である、

「あなたには鬱であって欲しくなかった」

 という一言だった。


 以前はその人の半生の告白や人生相談が長い期間をかけて送ってくれていたけれど、その一言を最後にあたいはその人からブロックされてたので、その発言がどういう意図なのか、どういった真意があったのかは分からない。

 もしかするとあたいがうつ病だった既往歴を持つからだけじゃなく、他にもあたいの発信の中に我慢できない発言や、看過できない考えがあってブロックという棲み分けに至ったのかもしれないし、単に調子乗りなあたいの生き方が鼻についたのかもしれない。あるいはDMを一切返信しないあたいのスタイルが耐えられなかったのかもしれないしね。

 だからなんでそういうことに至ったのかは、あたいなんかにゃ分かんねぇ。


 けどまぁ、なんとなくだけど、そういう言葉が出てしまった時のその人の胸中は察することができる。

 だってその人も、心の病気や、生きづらさや、障害を抱えて相談しにきてくれていた《傷ついた人》だったから。


 今回の記事では、傷ついた人たちの他人への縋りの仕方なさと、救われたいという祈りの危うさを、あたいなりに自分の言葉で書いていく。

 できれば甘ったるいくらい優しい記事にしたい。


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ここはあなたの宿であり、別荘であり、療養地。 あたいが毎月4本以上の文章を温泉のようにドバドバと湧かせて、かけながす。 内容はさまざまな思…

今ならあたいの投げキッス付きよ👄