政府債務は「将来世代の負担」なのか?
『政府債務(国債)は将来世代の負担、将来世代のツケだ』という表現、ないしアナロジーは、財政論議で散見されるものだ。(例:放置されたままの将来世代へのツケ回し 政府・日銀の一体化で失われた財政規律)
こうした主張に関しては、アバ・ラーナーの機能的財政論を引用しつつ反論する論者や、世代重複モデルを用いて擁護する論者など、賛否両論あり、また論点が不明瞭ないし複雑になっている。
この議論に関して、上述した機能的財政論と世代重複モデルの双方を扱いつつ、議論の整理をはかり、複数世代を考慮した財政論についての理解を深めることとしたい。
①機能的財政論による反対論
②世代重複モデルによる擁護論
③混乱の源は、「将来世代の負担」という言葉に関する意味の食い違い
④結局、政府債務を減らすべきなのかどうか
関心のある方には是非ご購読いただきたい。
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