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大阪にも「ConoCoのおうち」が誕生します!

2022年4月1日、
大阪市生野区に「ConoCoのおうち」を新たにオープンすることとなりました。

大阪市の認可小規模保育所になります。

これまでずっと京都市でやってきたので、
雰囲気もちがえばシステムもちがうはじめて尽くしのことに
ドキドキしています。

それでもこうして他府県にわたって
保育施設を増やすことは念願でした。

保育施設はこの十数年、
まさに質より量、
とにかく目の前の待機児童の解消をめざして
増やされてきた感があります。

量の増加に伴ってその質を担保することは、
今なおあとまわしにされ続けているように思います。

保育の質の担保と向上のために、
保育所保育指針というすべての保育園がめざすべき
保育の内容や質の目安となるものがあるにはあるのです。

数年に一度改定をされるそれは、
実現したらたしかに素晴らしいよねと思うような指針です。

しかしその内容は、
一朝一夕で達成できるようなものではありません。

意図するところを正確に読みとるためにも、
保育にたずさわるすべての職員が同程度にその理解を共有するためにも、
実際に内容を実践し深めて実現していくためにも、
相当な時間と労力が要求されるものだと思います。

いまだに旧態依然とした既存の保育施設も多いなか、
単なる営利目的やなんとなくの福利厚生の一環として開かれる
保育施設が急増していくことに、
危機感を覚えている保育関係者は少なくありません。

綿毛7

このnoteでも繰り返し書いてきたことですが、
人間の乳幼児期はその長い一生のあり方を左右する
ほんとうに大切な時期です。

このスタートを、
しっかりと整えられて受容されて安定した環境で切れること。

それだけで、人生は劇的に変わるのです。

乳幼児保育のもつこの重要性を深く理解し、
真摯に実践をかさねていける場をひとつでも多く増やしたい。

そして乳幼児期のすごし方が人間に、
ひいては社会に与える影響のはかり知れなさを理解する人々を
もっともっと増やしていきたい。

今回わたしたちが踏み出す一歩は
ほんのちいさなものにすぎませんが、
それでもその志をもって
新天地に漕ぎ出していきたいと思っています。

大阪の皆さま、
どうぞよろしくお願いいたします。

今回はまじめな決意表明のお話になりましたが、
開園にこぎつけるまでのおもしろエピソードなども
また書いていけたらと思っています(笑)


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