見出し画像

オムツ交換は言葉のシャワーを浴びるチャンス

前々回の『 オムツ交換はコミュニケーション 』では、
オムツ交換の作業のなかで、子どもたちは自分の体の状態や感覚、
体の部位の名前や動きなど実にたくさんの言葉に出会えるということを説明しました。

しかし最近では、紙オムツによってすごく手軽に、
あっという間に交換がすんでしまうためか、
無言でさっさとかえてしまう人が多くなっている気がします。

これは非常にもったいないことです。

小さい子どもたちは、まわりの人間から言葉をかけてもらうことで
すこしずつ言葉やものの概念などを習得していきます。

まだ自分で言葉が話せない状態なら、なおさら。

それは言葉を自分で話しだすためのストック期間なのです。

まだおしゃべりしてないから、
話しかけてもわからないし意味ないよね、
は全然ちがうのです。

そして言葉を習得する上では、
テレビやYouTubeなどの画面を通しての受け身の経験ではなく、
生身の相手とのやりとりのなかでの経験がとても重要だということも、
科学的にわかっていること。

子ども正面抱っこのママ

ただでさえ忙しい毎日。
お仕事をして家事をしてだと、
子どもたちとゆっくりコミュニケーションをとる時間は、
意識してつくらないとなかなかとれないものです。

どうせなら、絶対にしなくてはならないオムツ交換の時間を
有意義に利用してみてください。


「 もじもじしてるね。」
「 気持ちわるい?」
「 おしっこ出たのかな?」
「 いっぱい出てるね。」
「 オムツかえようね。」
「 きれいにしようね。」
「 足をあげてね。」
「 ふきふきするよ。」
「 気持ちいいね。」
「 オムツ新しいのにするよ。」
「 さらさらだね。」
「 恥ずかしいからパンツもはこうね。」
「 起きあがれるかな?」
「 じょうずだね。」
「 はい、スッキリしたね。」


そんな風にいっぱい言葉をかけながら、
オムツ交換してみてあげてくださいね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?