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Vol.42 入試当日、緊張している息子に何て声をかけたらいいですか?

質問:中学受験真っ最中の小6の息子は、本番で緊張するタイプです。実力を発揮できるようリラックスして臨んで欲しいので、学校に向かう道中で緊張をほぐしてあげたいのですが、どんな声かけをしたらいいでしょうか?

★中曽根陽子の回答:
いよいよ本番!というタイミングなんですね。
きっとここまで、息子さんもそして親御さんも頑張ってきたことでしょう。私も、心から応援しています。

さて、本番を前に緊張する!ということですが、
これって、本気ってことですよね。

誰だって、多かれ少なかれ大舞台の前では緊張するものです。とくにまじめに頑張ってきた人ほど、「これだけやったのに、きちんと成果が出せるだろうか」と不安になってしまいがちです。

でも、リラックスしすぎている状態よりも少し緊張感がある時の方が力は出しやすいそうです。

「大丈夫、大丈夫」という励ましが、かえって追い詰めてしまう場合もあるので、まずは緊張していることに「共感」した上で、「緊張するのは悪いことじゃない」と伝えてあげましょう。

その上で、これまでやってきた「できた」ことを具体的に教えてあげましょう。

もちろん、そうは言っても、なかなか緊張が解けないこともあるでしょう。

緊張のあまり実力が発揮できなかったら残念なので、物理的に緊張をほぐす方法もいくつか紹介しましょう。

  1. 肩の上下運動
    人間は、緊張すると肩に力が入り、身体が縮こまります。だから、逆に肩の力を意識して抜くことで、リラックスができます。まずは思いっきり肩を上に引き上げて止め、ふーっと息を吐きながら力を抜いて肩を下ろし、手をブラブラさせます。

  2. 口角を3ミリあげる
    また、口角を上げて明るい表情を作ることも、緊張を和らげるには効果的です。口角を上げると幸福度が上がるという研究もあるほどなので、顔を見合わせながら、変顔ゲームをして笑うなんてことも、いいかもしれません。

  3. 両手を前後に大きくぶらぶらさせる
    ゆっくり息を吸ったり吐いたりしながら、両手を肩から動かしてその場で大きく手を振ります。会場に向かいながら、大きく手を振ることに集中していたら、緊張する余裕もないかもです。
    血の巡りも良くなって体もあったまるので、おすすめです。

ぜひ、身体からほぐすということもやってみてくださいね。

★スタッフまりこのコメント:
高校生になった息子が中学受験の時は、とにかく「きっといい結果になるから大丈夫」と送り出しました。合格するとは言えないけど、受からなくてもきっと最善の結果になる、と自分も心から信じることにしていたことを思い出しました。そして、お守り代わりにメッセージを書いたキットカットを持たせたのも今ではいい思い出です。
中曽根のアドバイスのように、体を動かしてリラックスさせるのも効き目がありそうです!
全ての受験生が実力を出し切れることを心よりお祈りしています。

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