見出し画像

コーヒーカスから靴とマスクを作るSHOEX|世界のサステナブルな企業紹介

本日紹介するのは、コーヒーカスから靴やマスクといった製品をつくるベトナムの企業SHOEXです。同社はコーヒーを抽出した後に廃棄されてしまうコーヒーカスに注目し、それらをカフェから集めて繊維状にして、靴やマスクといった製品を販売しています。元々は、靴をアメリカへ輸出することが主な事業だったみたいですが、COVID19のパンデミック後はマスクも製造するようになりました。

現在、ホーチミン近郊に工場を持っており、ホーチミン市内の主なカフェチェーン(スタバやハイランズコーヒーなど)やネスレなどから大量にコーヒーカスを集めて、工場に輸送しているようです。

ちなみに、このマスクを実際に使用してみた感想としては、耳も痛くならず、息苦しさもなく、なかなか快適です。ただし、なぜか「砂糖入れすぎた甘いカフェラテ」の香りがします。笑

ここベトナムでも空前のカフェブームが巻き起こっておりますが、コーヒーとして抽出されたのち、そのコーヒーカスのほとんどは廃棄されてしまっている現状があります。コーヒーカスにはまだまだ栄養素が豊富に含まれ、消臭効果や防虫対策にも使えるなど、再利用する価値がまだ残されている素材です。今後、コーヒーカスの再利用が拡大することが期待されます。SHOEX社以外にも、世界には様々なユニークなコーヒーカス再利用スタートアップがありますので、また順次紹介していきますね。

画像1


こんにちは。ベトナムのホーチミンに住んでます。Pizza 4P'sというレストランのサステナビリティ担当です。