普段使いの青インク vol.2
普段使いする青インクについてもう少し詳しく書きたくなったので前回の続きとして書く。↓前回はこちら
青インクをメインで使い始めた時期
これは手持ちのノートやメモ帳を遡った結果
2021年の8月頃らしいことがわかった。
これは普段持ち歩いていた雑記帳。
いろんな物事についての考察などを主に書いていた。
青インクをメインで使うのは慣れない人が見ると変な感じがすると思うけれど、僕は割と黒以外のインクを使っていたのであまりハードルはなかった。というのも普段から書き物に万年筆を使っていて、使うインクが、万年筆では伝統とされる“古典インク”のブルーブラックだった。
このインクは筆記時には鮮やかな青で、書いてから時間が経つと黒く変色していく。耐水性もあり、ブルーブラックの語源にもなったインクである。
仕事では個人のメモや社内の書類の記入などは全て青で書いている。欄に書き込む書類などでは青インクの方が視認性が良いので結構便利。
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メリット
好みだけではなくメリットもいくつかある。
◯手書きが判別しやすい
チラッと書いたが、書類というものはモノクロコピーされているものが多く、青インクだと人が書いた箇所を判別しやすいという機能的?に優れている点がある。個人的に結構これがありがたく青インクを使ってたりする。
映画のワンシーンでぶっとい立派な万年筆でサインする場面を見たことはないだろうか?
そんなシーンで出てくるのが流れるようなサインと鮮やかな青インクだ。
よく日本のハンコ文化よりサインの方がパクられにくいなんて話があったりなかったり。実際今はサインなんかしないのか、それとも実は伝統を重んじる外国のお偉いさんはいつもポケットにモンブランをさしているのかは僕にはわからないがそんなサインと合理性の文化にあごがれてか僕も青インクを始めた気がする。
そういえば一発で免許センターに行った時書類に職員が書き込む時も青インクを使っていたな。職種によって手書きの判別のしやすさのために使っているところもあるはず?
◯記憶に残る らしい
これはどっかでチラッと読んだ。
青インクの方が記憶に残るらしい。
精神安定にいい色は青で、さらに記憶にも残りやすい・・・青ペン勉強法について調べればすぐに出てくると思う。
楽しみ、魅力、おすすめのペン
ここからは個人的に楽しいポイントや、おすすめのペンなどを紹介する。
【PILOT ライティブとSAILORの顔料インク】
今一番使っているペンと言っても過言ではない組み合わせ。
いきなりハードル高そうな万年筆だがペンんもインクもオススメできる。
パイロットのライティブという万年筆にセーラーのインクを入れて使っている。個人的に今この組み合わせがベストで理由はいくつかある。
まずこの万年筆は本体が軽く、長時間書いていても疲れない。入門用の万年筆であるため価格が安い。(普通のボールペンと比べるとそれは値は張るが…)
そしてインクが乾きにくい。
顔料インクというものはインクの中に顔料という細かい“物質”が入っている。それが紙の上にのる。その性質上、一度乾かしてしまうとなかなか取れなくて詰まってしまい、最悪ペンが使えなくなってしまったりする。
この万年筆はそれほど高くないにもかかわらず、このペンは何ヶ月かほっとてもそのまま書き出すことができた。同じ価格帯で乾きにくい万年筆は存在するが個人的にはこのデザインと乾きにくさがかなりありがたい。入門としてすすめやすいペンだと思った。
太さを2種類買って、両方ともペン先を自分で研いで書きやすくしている。
2種類のペン先を用意するのは気分と書くスピードで変えるため。
インクの出の良さや滑りが太さによって変わる。
ペン先を研ぐ理由は、滑らかさと思い通りの線にするためだ。
万年筆のペン先の多くは丸い球状の物がついているので買ったままだとあまり書きやすいと感じないことがある。(この鉄球が持ち主の持ち方や書き方によって持ち主好みのペン先になるのも万年筆の醍醐味の一つでもあるが。。。)
なのでペン先の引っかかりや漢字などをかきやすいようにペン先の形や太さを調整する。
ペン先を調整してくれる職人や、あらかじめ調整済みのペン先で販売される万年筆もあるにはあるが、ほとんどの場合調整はされていないのでもし万年筆の書き味が気になったらそんなサービスを検討するのもありかもしれない。
また、インクにもポイントがある。
顔料インクであることだ。
これは耐水性の面で大事にしている。
万年筆のインクの多くは染料インクで、ものによっては水に流されると筆跡がほとんど見えなくなってしまう。僕は書いたものが消えて欲しくはないのだ。後で見返したときに読めなくなってたら悲しい。
また、同じ顔料インクでも何種類かのコピー用紙に試し書きしてみたところ、一番滲みが少なく発色がよかったのがこのインクだった。
このインクとペンにはとてもお世話になっている。
頭の中の考えをつらつらの書き出す時、大きなプロジェクトを練る時、文章を作成する時などに紙とペンというものは想像以上に大きな役割を果たしてくれる。
上の写真は「思考の方法」を他人に説明してみようと“思考とは”についてA4の紙を大量に消費しながら考え事をした時の紙。
万年筆は基本的に筆圧をかけずに文字を書く。そしてペンの軽さも相まってずっと書ける。
【パイロット juce up4】 普段使いにオススメ!
PILOTが出しているジュースアップというペンの多色モデル。
多くの人にオススメできる実用的なペンだ。
ジースアップは僕推しの顔料を使ったゲルインクボールペン。
顔料だから実用性はもちろん、油性の多色よりも発色がいい。
どの色も発色がよく、クッキリしている。もちろん黒もしっかり黒い。
バックに必ず入れているのはこのボールペン。仕事で使っているのもこれ。
仕事では大量に書き物をしすぎて何回がインクを交換した。
【BIC オレンジペン】
これはやっすいボールペン代表。今では軸が透き通ったオレンジのものが出ているはず。ただ青インクはまだなかったかも?
油性らしい発色の悪い青、赤みが強く紫に近い。
でもこれがいい。書ければいい、大事なのは何で書くかじゃなくて何を書くかだろ?って気にさせてくれるペン。80円からの無限の可能性。やすいペンイイ。
今は廃盤になってしまったらしい。軸が透き通ったオレンジのものが新しく出ているが青インクはまだ見かけていない。
【ペンてる ボールペンてる】
これはペンてるのずっと昔からあるローラーボール(水性インクのボールペンのこと)。デザインからもなんとなく昔からあるんだろうなという感じが漂っている。。。青がとても青い。インクの濃淡がつくのが万年筆みたいで楽しいし、その独特の書き味がなんと言っても面白い。頭の中にあるいろんなことを書き出してスッキリするのにうってつけなペン。耐水性はないので注意が必要だ。
よかったら文具、メモ関連の過去記事をどうぞ。
記事で紹介したものです。
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