裏世界ピクニック 4 裏世界夜行/宮澤伊織

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読了日2020/01/03

あの牧場のその後を探検し、奇妙な隣人と遭遇し、小桜と三人で温泉旅行を楽しみ、12月のイベントを満喫する(ラブホで。意味深)。

ようやく汀さんがイラストに出てくれた……。
好きなんだこういう人。

山の牧場に残っていた第4種接触者との遭遇もさることながら、空魚のアパートの隣の部屋の赤い人も怖い。

ふつうに怖い。

怖いのが苦手なのになんで私これ読んでるんだろうもう4巻も、と疑問に感じるくらい怖い。

あげくに件とか最強最悪に怖いのに、最強を埼京線と誤字るくらいには怖いのに。

鳥子と空魚と小桜がかわいいから読んじゃうんだよね。

「裏世界夜行」の鳥子のプレゼントがよかった。
単に実用性もあるし、刃物を他人に渡すときは相手に持ち手を差し出すマナーは知っていたとしても、

こんな愛のこもったプレゼント、ある?

指輪とかアクセサリーよりよっぽど愛を感じるわ。

刃先は自分に向けたまま、相手に持ち手を渡す。
すると自分は相手に刃先を向けられている、いつでも心臓を刺し貫ける……あなたにならされてもかまわない覚悟が見える。

何コレ、ステキ……。

と思ってしまうのは、裏世界に頭をやられているからだろうか。

かもしれない。
だがもっと深みにハマりたい。

続きをこれでもかと待機している。

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