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【Instagram活用】InstagramDay2019〜企業が生活者にどうメッセージを届けるか〜 #IGDAYTOKYO2019

こんにちは、Snapmart・トラベルフォトライターの"もろんのん"です。今日はFacebook社主催の、広告代理店やブランド担当者向けのセミナーに行ってきたので、以下まとめです。

なぜInstagramを使うのか?

ユーザーは、新しい発見を求めているから。

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Instagramの3つのビジネス活用機能

①エクスプローラー
発見タブは、フォローしていないアカウントの情報が、パーソナライズしてお届けされる。

②ストーリーズ
毎日5億のアカウントがストーリーズを利用画像4


③Shop機能
Instagram内で購入が完結するような機能もテスト中だそう。

その他、AR広告でユーザーが、企業のリップの色を自分の顔で当てはめて体験ができる広告なんかも…?


Instagramの利用状況

月刊アクティブアカウント数、2019年3月時点で3,300万人を突破。

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検索行動は"ググる"から"タグる"へ変化。


▼問題:ストーリーズの中で1番使われたスタンプは、どれでしょう?

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答え:真ん中、「質問スタンプ」が1番使われたそう。
私は位置情報かと思ったのですが、それだけ、コミュニケーションを友達ととっている人が多いのですね…!

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後半で登壇する、モテクリエイターゆうこすさんによると、「Twitterよりもストーリーズの方が、他の人にも自分のコメントが見られないから、反応が1番多い」との事。

ブランディング目的の活用方法

まずは、大事なポイントは下記2つ。

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Instagram社の調査によると、2/3が非フォロワーからプロフィールへアクセスされているだから、プロフィールの設計が大切。

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▼全てのInstagram機能を活用した企業事例:@cohina.official(10.1万フォロワー)

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▼COHINAがやっていることは…
・プロフィール
・ショッピング
・ストーリーズオーガニック
・ストーリーズ広告
・IGTV
・Instagram LIVE
一つ一つ、丁寧に地道に、ファンと対話を重ねて思いを届けていることが伝わってきます。

Instagramのミッション

大切な人や大好きなことと、あなたを近づける

だから、興味関心の親和性がありそうな、投稿がタイムラインの最初に来るアルゴリズムになっています。実際には500以上のシグナルがアルゴリズムに使われているが、例えば以下のようなものが。

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広告費をかけずに、オーガニックアカウント活用するためには…

[STEP1]フィードでは統一感のある世界観を。

▼事例:@ana.japan(44.7万フォロワー)

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[STEP2]定期的に投稿をして、反応のシグナルを貯める

[STEP3]インサイトで反応のいい物を分析している

・ストーリーズでは、より身近に感じられるような、広告写真のような綺麗すぎるものよりは、ライトなクリエイティブを使う方がいいとの事。

確かに、私の働く写真が売買できるSnapmartでも、「広告っぽくない、リアルな写真の方が反応がある」と購入者さんからよくお話をいただきます。

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商品撮影なども納品させていただくのですが、納品した写真の方が、もともとクライアントがお持ちだった写真よりクリック率が2倍程度高くなった事例なども。

▼事例:キングダムのストーリーズ活用
アカウントを開設した時に、1日1エピソードをカルーセルで投稿することにより、毎日アカウントへ訪れて貰えるようにしたそう。

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▼事例:スターバックスのARフィルター画像10

このように、インタラクティブな投稿などでロイヤリティを広げることで、アルゴリズム上位に上がってより多くの人とリーチすることができるようになる。

しかし、より効率的に、多くの人りリーチしたい場合には、広告との併用活用が効果的。

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今ある広告メニューはこちら。

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少し前に、インフルエンサーの投稿を広告配信する第三者配信がリリースされたが、必ずしもそのインフルエンサーのフォロワーがブランドにも興味があるとは限らない…。そんな中、最近人気の広告メニューが「ブランドコンテンツ広告」

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具体的な事例から学ぶ、Instagramのブランド活用

資生堂レシピスト担当者さんと、テテマーチ三島さんによる対談です。

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レシピストは2つのアカウントがある

(1)レシピスト公式アカウント@recipist_official(2.1万フォロワー)

・投稿内容:1ヶ月の投稿に中で、朝から夜までのシーンを順番に投稿している。
・写真:シーンと商品写真半分半分

(2)たおりゅうアカウント@taoryu_recipist(43.6万フォロワー)

旬なインフルエンサーさんの、実際の友達のようなカップルアカウント

・なぜアカウントを分けたのか:ターゲットが20代前半女性。しかし、TVなどを見ない人が増えているが、ユーザーインタビューをしていたところ、「テレビは見ないが、Instagramは見る」という共通回答があったから、認知のために始めた。
・ポイント:投稿の中にレシピストを刷り込ませている
・結果:たおりゅうアカウントから、公式アカウントへの流入もあった。

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クロスメディア戦略は?

交通広告は出した。横長バーンというクリエイティブではなく、スマホで撮影した写真で、Instagramのような見せ方をした。

交通広告エリアにもっよっても写真を変えている。「私のエリアはこの写真だった!」というシェアをしてもらうため。

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結果、TVは使わないチャレンジをしたが、それくらいの認知は取れた。
Instagramの活用でマス広告への大きなリーチ保管を実現。

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ストーリーズ広告の効果が高い。クリエイティブは、Instagramのフィードで反応がよかったクリエイティブを活用することによって、コストパフォーマンスが高い。

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企業担当者が大切にするべきことは?

服部さん「企業目線で発信してしまうと広告だと思われてすぐに離れてしまう。だから、ユーザーに寄り添って共感を得た上で、メッセージを載せることが大切。」

テテマーチ三島さん「どうしても、フォロワー獲得やリーチ獲得が優先されてしまうことがある。しかし、ユーザーに寄り添うことを忘れないこと。」

パフォーマンスを最大化するための広告クリエイティブ

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(1)モバイル広告のクリエイティブでは、最初の3秒で必ずメッセージをいれること。

(2)アテンションの工夫

▼事例B-monster(左):6秒の動画。女性が画面を割ったと思ったら、すぐに下からスワイプでLPへの誘導が出てくる

▼事例キリン「Mets」(右):最初からメッセージを出しつつ、TV CMの中で、引きがいいところを抽出して、ストーリーズに最適化した広告動画。

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(3)縦型動画広告のパフォーマンスが、スクエア投稿より+70%効果が高い。

▼効果的な広告の作り方まとめ

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動画制作サービスKAIZEN社などもあるそうです。

最後に、参加者のとみこさんのまとめも素敵だったので紹介させてください。

以上、雑なまとめではありますが、InstagramDayTokyo2019のレポート。もろんのんからでした!

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もろんのん(川北啓加)
Instagram:@moron_non
Twitter:@moron_non
フォトグラファー・ライター。連載:雑誌Hanako、るるぶ&more、
スマホで写真が売買できる、Snapmartのクリエイティブディレクター。
写真の撮り方、楽しみ方、SNSマーケなどについて情報を発信しています。
著書:インスタグラム商品写真の撮り方ガイド(共著/技術評論社)

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