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【仕事の改善】TOCからトヨタ生産方式

皆様、こんばんワン😸

今回は、前回の記事の続きになります。

皆さんは、トヨタ生産方式は、ご存じでしょうか?

トヨタとは、日本を代表する自動車メーカーのトヨタのことで、言葉の通り、トヨタの生産方式についてまとめられているものになります。

さらに、最近ではトヨタの仕事術や片付け術など様々な仕事においてのトヨタの考え方について書かれていますね。

ただ、私自身、トヨタ生産方式を過去に勉強したことがあったのですが、その時は、カンバンシステムやジャストインタイムなど様々な手段の説明が多く、私の工場とあまりに違うため、全く頭に入らずに途中で投げ出したことがあったので、苦手意識がありました。

ザゴールの書籍を読んでTOCを知った私は、もっと深く知りたいと考えて、関連する書籍をさらに読んでいました。

私が熱心に勉強していることを知った会社の同僚から無料セミナーをしていることを教えてもらい、参加してみることにしました。

そこで、講演をされていた方が、
トヨタの林南八さんでした。

TOCでなぜトヨタ?と思っていたんですが、

実はザゴールは、トヨタ生産方式の著者である大野耐一さんが、ゴールドラット博士と話し、トヨタ生産方式の考え方、概念をベースに本にまとめたものだという説明でした。

講演の中で

「トヨタの初期の頃は、本当にお金がなかった。だからこそ、材料を仕入れたらできるだけ早くお客さんからお金をもらわないとやっていけなかった。どうすれば、それを実現できるのか?考えた結果がトヨタ生産方式だ。」

という説明があり、さらに

「トヨタ生産方式と言われると、カンバンやジャストインタイムなど、システムについて語られることが多く、そのシステムだけを取り入れて改善しようとするから、上手く広がっていかなかった。重要なのはシステムではなく、なぜそれをやっているのか?である。あれらのシステムは、あくまでトヨタのものづくりには、あの手段が効果的だったというもので、作っているものが違う会社が同じことをするだけでは、うまくいかない」

と話をされていました。
(かなり前に聞いた講演なので、私なりの解釈です)

そのほかにも、いろいろな話をしていただき、私なりにトヨタ生産方式のポイントとして理解したことを紹介します。

・最大の悪は作り過ぎること、作り過ぎるくらいなら作らない方がよっぽどいい

工場にいると、手空きが悪だと考えて何度もいいから作らせようとしていることがあります。しかし、手空きを怖がっていろんなものを作ろうとすることで、本来問題であることが、埋もれてしまい、本当に改善しないといけないことが見えなくなってしまいます。

・部分的な改善に成果はない

前回の記事にも書きましたが、工程の能力に差がある場合、全体の生産能力は一番能力の低いものに依存します。そこを改善せずに他の能力を高めたとしても、その改善は生産能力を高めることはありません。

・一台流しにすることで問題点が分かる

上記にも書いた通り、いろんな仕事を投入するとどこがボトルネックかが分からないため、どこを改善するべきかがわかりません。逆に1台ずつ流すことで、どこの工程の能力が低いのかが分かり、改善するべきところが見えるようになります。

この講演を聞いて、これまでトヨタ生産方式に感じていた苦手意識がなくなり、これまで勉強してきたシステムの意味を理解することができました。

工場で働いておられる方は、トヨタ生産方式について調べたり、実践しようとされた方もおられるんではないでしょうか?

なかなかトヨタ生産方式の本だけでは、理解できないところも多いと思います、なぜそうしたのか?を理解することで腹落ちすることもあるかと思うので、一度TOCについて勉強してみてはいかがでしょうか?

ってなとこで今日はおしまいです😼
 ご覧いただきありがとうございました!

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