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人物撮影を続けて思ったこと

こんにちは!今回は
「人物撮影を続けて思ったこと」

というテーマで
書いていこうと思います

これまで、私は
風景などの撮影から始めて
1年ほど経った頃から

人物撮影に興味を持つようになり
そのころから続けて
ポートレートをメインに
撮影を続けてきました。

今まで、ありがたいことに
100人を超える数の依頼を
頂くことができ

撮影の数だけ
様々な環境や状況で
人物の撮影を行いました。

その数々の撮影で
自分が毎回欠かさずに
意識をしていた事があります


それは・・・

「この人の一番、素敵な部分はどこなのか」
という事です。

写真を撮って欲しいと思い
撮影の依頼をする理由は
人それぞれにあります。

自分の活動に使うプロフィール写真の為や
SNSなどに投稿するために見栄えのいい写真が
欲しいから、という人も多く聞かれました。

被写体活動やモデルの経験がある人なら
自分の見栄えのいい、角度やポーズなどを
すでに理解していて

カメラを向けた時に
すぐにそれを表現できる
優れたスキルを持った人も
いらっしゃいました。

そのスキルや
ポージングを学ぶ姿勢には
いつも尊敬と、感謝の気持ちでした

しかし、撮影者として
いざ自分の意図したイメージを
具体化するために

カメラの設定を決めて
撮影アングルや
構図を具体的に
定めたとしても

「まだ、何かが足りない・・・」
「もっと、よくできるはず」
と心の中で感じている自分がいました。

その時、ふと思ったのです。

相手の最も魅力的な部分が
まだ十分に
引き出されていない状態のまま
撮影を続ける事は

それは、果たして
「本当にいい写真なのだろうか?」と。

つまり、被写体さんの
魅力で写真を成立させるのが
確かに見栄えはするものの

もっと踏み込んで
自分が表現者として
相手の魅せ方にこだわって
意図を持ちながら
アプローチをして
能動的に魅力を
引き出す事で

幅の広がった写真の表現が
出来るようになるのではないかと
そう考えるようになったのです。

被写体さんのポージングや
表情の良さを
最大限に生かしつつ

撮影者として
その表現をより昇華させて
さらに広げていく方法がないか・・・?


そのように撮影を行う際には
毎回、自然と考える習慣が
出来ていきました。

お互いに撮って最適で
より良い写真を撮影したい
との想いを叶えるためには
撮る前に、そもそも
しっかりと撮影する自分自身が
観察できているかどうか
考えるようにしました。


魅力を十分に撮るためには
まず目の前にいる
被写体さんの長所や
素晴らしい人としての部分を

撮影する側がきちんと
認識を出来ていないと
そもそも、写真として
切り取ることが
十分にできないと
私は思います。

自分自身の観察眼や
表現につなげる撮影思考に対しても
カメラの設定と同じか
もしくはそれ以上に


工夫をする必要性を
感じるようになったのです。

単に被写体さんに
「撮らせてもらっている存在」から

能動的に魅力を発見して
そこを効果的に「撮りに行く存在」
へと思考が切り替わったのを
今でも明確に覚えています。

被写体さんが気付いていない
カメラマンならではの感性から
ポーズや構図、見せ方の提案したり
魅力がより伝わる方法を模索する作業を
丁寧に続けることで

さらに、写真への表現の幅が
より深化して
撮影への思考が深まり

そこから、さらにまた
人物撮影を行う楽しさに
ハマっていきました。

写真の表現方法や
何を写真で伝えたいかは

撮影するカメラマンの
感性や意図によって
変わっていきます。

私としては
少しでも、撮った相手の魅力が
伝わるような写真を追い求めていきたいと
思っています。

今まで、撮影させて頂いた方から
色んな事を学ばせていただきました。

これからも、撮影の楽しさや
ポートレートの良さを
色んな人に知ってもらえるように

これからも「その人の魅力」を
テーマにしながら
撮影を続けていこうと思っています。

最後まで読んでくださり
ありがとうございます。

また、お会いしましょう

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