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お父さんは夢を全部叶えたすごい人

私には小学3年生の娘がいます。

その娘が4歳の時に、私にした問い、そしてその答えについて今日は記そうと思います。


娘が私に投げかけた問い。それは、

「お父さんは子供の時に何になりたかった?」

というものでした。


保育所で“将来の夢”のお話でもされたのでしょう。

私は4歳の頭脳に合わせることもなく全て話しました。


画家、漫画家、自動車整備士、調理師、ギタリスト、、、。

答えながら、

現在の仕事(セラピスト)は子供の頃の夢ではなかったこと、

そして

“子供の頃の夢は叶えられなかった”ことを、

今娘に発表しているんだと気づき、「これはあまりいい影響を与えないんじゃないか?」という思いが頭をかすめました。


「お父さんは子供の時に今のお仕事をしたいと思ったわけじゃないけど、とても楽しいよ。」

本当の気持ちですが、少しフォローの要素も入っていたかもしれません。


しかし、私の返答を聞いた娘から返ってきた言葉は、全く予想していない言葉でした。


「すごいお父さん!お父さんは夢を全部叶えたんだね!」


目が点になりました。

「どういうこと?」と思わず尋ねると、


『お父さんは“絵が上手で、絵の描き方とか色の塗り方を教えてくれるし(画家)”、

“自転車をなおしてくれたり、本棚とか作るでしょ?(自動車整備ではないが彼女の中では似たようなものらしい)”

あと、“おいしい晩御飯つくってくれる!(調理師)”

それに“音楽の発表会でギター弾いてた!(アマチュアバンドしてた時のDVDを観て)”

ほらね!全部叶えてる!お父さんすごい!(*´▽`*)』


私たちが認識している『夢を叶える』という形は、

“職業としている”ことだったり、“肩書をもっている”ことであったり、“生業として成功している”ということではないでしょうか?

そのどれにも当てはまらない、『夢を叶える』という形。


「はぁーっ!その発想はなかった!!!!」思わず大きな声を出して娘を驚かせてしまいました(笑)


4歳の娘が与えてくれた新しい価値観。

ポジティブシンキングの境地を見た気がしました。形こそ違えど、「俺はやったんだ!」と思えるこの発想。


私は36年の時を経て、『夢も目標も生きる上で必須ではない』という思考を持っていますが、平たく言うと『今に夢中になろう』という感じです。

そうすれば、しっかりと“点”が刻まれて、“線”で繋がれ、きちんと“道”になっていくと考えています。

前述した、私が幼い時に抱いていた数々の将来の夢は、厳密には“その時夢中になっていたもの”であり、将来の夢とは似て非なるものだと、今は感じています。皆さんはどうでしょうか?


今回の娘の返答で、「私は線を繋げてこれたんだ」と嬉しくなりました。


現在は娘に「4歳の時にこんなことを話してくれたんだぞ?」と言っても、「え、そうなん?忘れた。」といわれ、少し寂しい気もしますが、

娘が将来何かつまづいた時には、もらったこの価値観をお返ししようと思います(^-^)


長々と思い出話をしてしまいましたが、次回は、今回の内容も踏まえながら『目標や夢の必要性』について記していこうと思います。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

私が福岡で講師を務めるヘッドマッサージ講座です。脳疲労やストレスについて学べるコンテンツが盛沢山です。メルマガ(ブログ)も充実しているので、興味があれば覗いてやって下さい(´・ω・)

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