面白い文章の書き方
最近noteに記事を書くことが、僕の楽しみの一つになっているのだが、まだまだ打率はそんなに高くない。それでも、面白い文章を書けた!と思う瞬間がある。
面白さといってもひとそれぞれ基準が違うので、万人に対して面白いと思わせる技術というのは相当なものであると思う。多くの人が面白いと思ってもらえる文章を書くことが目標ではあるのだが、そこに辿り着くにはおそらく膨大な時間と量をこなす必要があるだろう。僕は、そこに辿り着きたいと思っているので、毎日とりあえず机に向かう、パソコンを起動し、何かを書いていく。
現時点で、面白い文章とは何か、と問われたら、それは僕がノリと勢いで書くことができた文章のことだ、と答えるだろう。
何でもそうだ。楽しそうな人を見ているとこちらも楽しくなる。美味しそうにご飯を食べている人を見ると、こっちまで幸せな気分になる。要するにそういうことだ。自分がたのしい!と思えることを書いていくことが今の所面白い文章を書くための近道なのである。なにか一発かましてやろうと意気込むと、どうにもつまらないものが出来上がってしまう。そういうものをなん度も消去し、無かったことにしてきた。力んでしまうのだ。力むとフォームが崩れて、ピッチャーはストライクボールが投げられなくなり、バッターはボールを擦ってポップフライになる。ただその瞬間、リラックスした状態で、何も考えずにただつらつらと書いていく。するとだんだんとノってくる。ライブ感とかグルーヴ感と表現する人もいるだろう。そういうものを大切にする。ただそれだけでは独りよがりの文章になってしまう。
まあ独りよがりの文章にもそれなりの面白さというものがあるのだが、そこに共感を生まなければいけない。ああわかるなその気持ち!って思わせる。
残念なことに僕の文章はまだそのレベルに達していない。共感してもらえるようなことは何一つ書けていないからだ。
一度まとめてみる。
面白い文章とは、書き手がノっている文章であり、かつ共感を生むものである。
おそらくこれがスタンダードな面白さなのだと思う。
だが、スタンダードゆえに爆裂な面白さを生み出す力は弱いのかもしれない。
いっそ共感させない文章というのはどうだろうか。
こいつは狂ってる、まじかよ、何言ってんだよ、馬鹿じゃないか、
こんな文章である。
僕はもしかするとこちら側の面白さを目指しているのではないかと思っている。
なのでとりあえず一人よがりで突っ走ってみる。
それを個性とかそういう枠にはめられてしまうことすら拒絶する。
意味不明だけど、なぜか読んでしまう、全く共感できないけれど、読ませる。そういう文章だ。そのためにはたくさんの本を読む必要があると思っている。
なに特異な経験をしなければ書けないのか。おそらくその方が良いのかもしれないけれど、必ずしもそうではないと思っている。
僕たちには本がある。いろんな国のいろんな時代の本が読める、もうそれだけで、大冒険である。
今のところ僕の生活は凡庸そのものだ。だがその中で何かを書こうとするにはやはり本というのが重要になってくる。それもなるべくいろんな本を読む。小説、詩、戯曲、哲学など様々な書物がすでに存在している。僕たちは名著と呼ばれるものをその領域において超えることはおそらく難しい。だが、いろんなジャンルの本を読み、それらを自身の経験とうまくミックスすることによって新たな面白みというものが生まれてくるのではないだろうか。
拙作で申し訳ないが、創作大賞で書いた『24歳のエチュード』は小説の技法を使った。技法というような代物ではないが、小説のようなエッセイが書きたいと思った。詩の要素も大きいと思う。もちろんこのエッセイにおけるウエイトの多くは自身の経験である。同じような経験をしている人はそう多くはないだろう。だが、ただ、頑張りました、こんな経験をしました、こんな感情でしたということをかいてもおそらくあまり面白いいものは書けないと思っていた。(この作品が面白いのか、という他者の評価は今のところ不明だが、少なくとも僕の現在のレベルにおいては面白いものが書けたと思っている。)字数の制限上あまり詳しくは書けなかったのが悔やまれるが、まあ僕の創作における意欲を引き上げてくれた作品であることは間違い無いと思っている。
深夜なので、かなりイキったことを書いています。
その点をご了承ください。
ただ、僕は、文章を書きたいと強く思ったのである。それは間違いのないことであり、これから先も変わることがないと思っている。
当面の目標は、来年までに文章で月3万円を稼ぐことだ。
というのも年度末で仕事を辞め、一度無職になって人生を見つめ直したいと考えているからだ。家賃さえ稼げれば、あとは何とかなる。
そうなった時に本当にいまのままで勝負できるのかと言われるとものすごく不安である。いや、まだ到底及ばないと思っている。
なので僕は、このnoteというプラットホームで修練を重ねる。
ついこの前まで30人ほどだったフォロワーが100人を超えた、これは良い兆候である。数字に一喜一憂してはいけないとはわかっているが、それでもうれしい。
また、先月出版したkindle書籍も、少しだけ読んでもらえている。これもとても嬉しい。無名の著者、かつ無名の人物のエッセイなどだれが興味あるんじゃいと思ったが、すこしずつ読まれているので嬉しい。ほんとうに少しなんだけどね。
もしよろしければ、読んでみてください。面白いと思ったことを書いています。(といってもこれはあくまでも僕が面白いと思ったことであり、万人受けするとは思っていません。悪しからず)
Kindle Unlimited対象です。(でも買ってくれるとめちゃうれしい)
深夜に書くと、こうなる。
それでも書くということの楽しさは僕を魅了してやまないのである。
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