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あなたの未来は、仮説にかかっている

「分析とは何か?」と聞かれて、なんと答えるだろう。私のように何も知らない人は、現状把握するための道具などの答えになる。また、「分析の目的は何か?」と聞かれても、先ほどと同様、現状把握するためなどの答えになってしまうのではないか。

分析や統計について、きちんと勉強していない人は多いはずだ。私の場合、学校で学んだ記憶がないため、社会に出て会議資料作りのときに初めて分析することを経験する。そのため、あまり意味を考えずに分析データを使用していることが多いと考えられる。

分析や統計について、一から学ぶ必要がある。

分析の目的

「分析の目的とは何か?」に対する答えは、未来を変えるためである。つまり、分析により、因果関係を押さえ、今後のアクションプランが明確になり、どのように行動するかの意思決定が可能となる。そのためにも、分析の目的をはっきりさせることが大事である。現状と理想の間をどのように埋めるのか考えることができる。

逆に、現状把握だけが分析だと思っていると、思わぬ罠にかかってしまう。グラフや表などを視覚的な判断だけで捉えてしまい、大事なことに目が行かなくなる。グラフや表が見せるものは、本当にその目的を果たすために必要なデータなのか吟味する必要がある。見えていない部分に潜むデータがたくさんあることを、私達は知っておかなければいけない。

仮説思考のメリット

分析に至るプロセスで『仮説』の段階が特に大切であると学んだ。仮説とは、(問いに対する)仮の答え/ストーリーである。目的に対して、どのような答えが想定できるかを、あらかじめ自分の中に設定しておく必要がある。

仮説のない行動は、行き当たりばったりで行動することである。行き当たりばったりの行動からは、何も生まれない。ゆえに、時間と労力をかけてゴールを目指すことになる。反対に、仮説のある行動は、何か想定通りではない出来事が発生したときに、何故これが起きたのかと検証する。これにより、スピーディかつ集中して精度の良い行動を生み出し、現実と仮説との差があればあるほど、大きな学びへと繋がる。

仮説思考を生活に落とし込む

本書を読んだことにより、仮説の習慣がないと気付くことができた。当然、仕事も仮説をして進めているという意識は低い。長い間、行き当たりばったりの生活を送っている。この機会に、仮説を取り入れる習慣を付けよう。

そこで、読書の習慣に仮説を取り入れようと考えた。前回、「王様の速読術」から本を読む前の情報収集をする習慣を取り入れた。本の表紙や帯、目次などからあらかじめ情報を入れて、本を読み進めることが大事だと学んだからだ。それに、仮説を加える。

【 情報収集 → 仮説 → 読書 → 読書感想文 → ブログ 】

以上の工程で、読書の習慣を行う。先に仮説を立てていることにより、本と仮説との差が生まるはず。こうなると、なぜ仮説が異なっているのか、その答えを探して本を読むようになる。すると、これまでの読書よりも精度も上がり、よい学びを得ることができるはずである。

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