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「そんなことしちゃダメよ。」から何を学ぶ?

5さいの子どもが窓のそとに向かって大声で歌っていたら、駆け寄って、「そんなことしちゃダメよ」と指摘する大人ですか?

私の場合、めいっ子ちゃんに対して「そんなことしたらあかんよ。周りの人の迷惑になるやろ。」と関西弁で言う大人である。

おそらく、多くの大人はダメなことだと指摘する。その時、子どもが何を学んでいるか考えることは、人生における『やり抜く力』を手にすることができるかもしれない。

やり抜く力とは

本書における『やり抜く力』とは、人生であらゆる成功を成し遂げられるかどうかを決める究極の能力だと言っている。人生でなにを成し遂げられるかは、才能よりも『情熱』と『粘り強さ』によって決まる可能性が高い。つまり、『 情熱 + 粘り強さ = やり抜く力 』ということである。

才能があっても『やり抜く力』が低い人は、成功する確率が低い。反対に、才能がなくても『やり抜く力』が高い人は、人生で成功する確率が高い。いま、成功している人のほとんどがこのやり抜く力が高いと紹介されている。

やり抜く力 -診断テスト結果-

「やり抜く力」をはかるグリット・スケールという診断テストが、本書では紹介されている。(詳しくは、本書を買って取り組んで下さい。)

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私のグリット・スコアは、「3.0」だった。この数字が意味するのは、アメリカ人の成人の80%の人よりもスコアが低いということ。つまり、平均よりも大幅に低いスコアだったということである。

自分でも自覚はしていた。継続する力が弱い。以前、noteで「短距離思考から長距離思考へ」という記事を書くほどである。子どもの頃から熱しやすく冷めやすい性格で、何をするにも最初は集中して取り組み、短時間で飽きてしまう。『やり抜く力』とは無縁の人生であった。

子どもの頃の影響

『やり抜く力』の有無は、子どものころの影響もあるようだ。


“子どもたちは幼稚園に入るころには、自分がまちがいをすると大人が反応を示すことに気づく。眉をひそめたり、駆け寄って、そんなことしちゃダメよと指摘したりする。
その結果、子どもたちが学ぶものは、困惑や恐れ、羞恥心である。それにより、失敗は悪いことと思い込み、慎重になりすぎて、思い切って挑戦しようと思わなくなる。

冒頭、めいっ子ちゃんに対して「あかんよ。」と言ったことは、かつて、5さいのころの私が周りの大人に同じように言われたことなんだ。それによって、困惑や恐れ、羞恥心を学び、思い切って挑戦しようという気持ちを失ってしまったのかもしれない。

もちろん、子どもによってうけとめ方は様々ある。この経験だけが『情熱』を失わせた原因でもない。ただ、自分の発言が子どものその後を変えるかもしれないことは知っておいたほうがいい。

やり抜く力を高めるには

では、どうすればこの『やり抜く力』を高めることができるのか。

1)『情熱』を取り戻そう

いまの環境に満足せず、どんどん新しいことに挑戦しよう。私の場合、この数ヶ月でnote、日記、オンライ飲み会、長距離散歩、Adobe(画像や動画の編集)、HTML・CSS勉強、コッた料理、読書感想、投資、など様々なことに取り組み始めた。

1つ1つの挑戦の中で、改善と新しいチャレンジを行っている。どれも楽しい。これからは、ソーシャルコミュニケーションに取り組もうとしている。

2)『粘り強さ』を鍛えよう

これだと思うものは、最低1年間続けると決めている。そして、楽しいだけだと継続できず、真の『やり抜く力』とはならないと学んだ。「意図的な練習」を取り入れよう。意図的な練習とは、つらいと感じる程度の練習である。多少の負荷がないと人は飽きてしまう。

続けると決めたものに対して、少し高い目標を設定して、それを超えるためのちょっとつらいと感じる練習を取り入れることが必要である。

『やり抜く力』を高めることを実施することが、自分の生きがいになるようなそんな取り組みにしていけたらと思っている。『自分が変われば、世界は変わる』を合言葉にやってみよう。

ありがとうございます!