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0.1mmの緊張と。

最後に定規を持ったのは、いつですか?
その時、どんな定規を持っていたでしょう。

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新人箱プランナーとして入社した3ヵ月前に、手に取った定規。シルバーで、メモリが細かい。『JIS』とか書いてる。プロのやつだ。

私は、異業種からモリタに入社しました。前職でも、それまでの人生でも。最後に定規を持った機会を思い出せないくらい。【mm-ミリメートル-】単位どころか、【cm-センチメートル】単位の世界ですら、最近は触れてこなかったかもしれません。

しかし、箱業界は【cm-センチメートル】どころの騒ぎじゃありません。そもそも、全て【mm-ミリメートル-】に変換して話し合いが進められます。

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これも、単位はもちろん【mm】。0.1mmでは満足できん、0.01mmまで見てやるぞ。そんな表示が当たり前です。

ものづくりに関わる機会が乏しかった私にとっては、『ひぃぃ~!!』という世界でした。しかし、0.1mm単位の緊張が、良い箱作りに繋がっているんだなと実感しています。『0.1mm単位なんて、当たり前だーい!!』という方は、箱づくりの世界に近い人なのかもしれません。



3ヶ月間、午前中を工場で過ごしました。箱がどうやってできるのかを間近で勉強。設計や加工作業にも、携わりました。

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製造の工程を知ることで、素朴な疑問を自分で解決できるようになりました。この【素朴な疑問】は、これから箱を作ろうとする方々へ、安心してもらうための説明ができる、材料だと考えています。

箱の世界たまご級の私が抱く【素朴な疑問】を、0から教えてくれたのが工場の人たちです。箱の製造工程はもちろん、技術や材料、世の中の箱についても教えてもらいました。

0.1mmの世界は、定規の1.0mm単位のメモリの間を検討する世界です。加工作業を実践するときには、毎回一緒に確認してもらいました。優しくて穏やかな人ばかりです。もちろん、精度には厳しいです!0.1mmで精度が変わる世界。職人の目はすごいんだなぁと、思い知らされます。



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工場に潜入して分かったことは、【ものづくり大好き集団】であること。

私自身は【ものづくりが好き】という感覚が、きっと人並みくらいなのです。ですが、工場の人たちは職人である前に【ものづくり大好き人間】です。

0.1mmの世界と向き合って精度を追求する姿、設計に一喜一憂する姿…お休みの日にも、副業として箱を作る職人もいます(弊社は副業が認められているのです!!)。

ものづくりが元々好きだからか、料理も好きなんだよね

と言われたときは、びっくり観点でした。そっか。料理も、ものづくりとして捉えてしまうのか。自分がつくったもので、人が喜んでくれる。どうやったら良いものができるのか研究する。ものづくりと近い感覚なんだそうです。



新人箱プランナーから見た、箱と工場のひとつまみを書いてみました。

どうしてこんな話をしたのか…。紙箱の加工職人(製造職)の募集が始まったからです。リンク先では、募集要項や仕事内容についての詳細が書かれています。

これから応募を考えてくれる方にとって、今年1月に入社した私の感覚は、営業職と製造職で立場は違えど、近しいものがあったりするのかなと思っての記事でした。

箱を作るといっても、様々な工程があります。それぞれの工程で、1mmの誤差が生じれば、大きな誤差になるのです。だからこそ、0.1mm単位で向き合います。精度の追求を楽しめる人は、きっと箱づくりも楽しんで向き合えるんじゃないか。そんな風に感じています。




これから働く会社を決めていくにあたって、どんな雰囲気なのか。実際にはどんな環境なのか。私は自分自身で体感して、判断したい派です。だって、自分の生活の一部だもの。


会社説明会を予定しております。

①札幌本社会場
5月8日(土)14時~16時
②オンライン会場
5月12日(水)20時~21時

①札幌本社会場での説明会は、実際に工場など見学していただける予定です。ご都合が合わない方は、②オンライン会場をご検討いただければなと思います。



最後に!
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工場の様子など、チラホラしておりますので、覗いてもらえると嬉しいです。

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