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BOOK REVIEW vol.052 人生は折り返し地点からがきっとたのしい

今回のブックレビューは、namytone(ナミトーン)さんの『人生は折り返し地点からがきっとたのしい』(インプレス)です!

著者は、SNSで人気のnamytone(ナミトーン)さん。会社員として働きながら、ひとり暮らしの日々のルーティンやインテリアなど「暮らし」にまつわる発信をされています。書籍のテーマは“折り返してからの人生”について。まもなく40歳という節目を迎えるnamytoneさん。大好きなお祖母様の“ひと言”をきっかけに、これから始まる“人生の後半”を身軽に楽しく過ごすために準備し始めたことや、見直したことなどが、namytoneさんの気づきや想いとともに綴られています。

実は、私もInstagramのアカウントをフォローさせていただいており、毎日の投稿を楽しみにしているうちの一人。二冊目の書籍を出版されると知り、発売日を心待ちにしていたのです。書店で見つけて手にとった時、まず写真の美しさと紙質の良さに癒されました。そして、いつもスマホの画面越しに拝見しているnamytoneさんの日々の暮らしが、まるっとそのままの雰囲気で一冊の書籍になっていることに、何だか胸が熱くなったのです。

毎日が楽しそうとよく言われますが、私の明日は「美味しく楽しく生きるための仕込み」で作られているように思います。

「どうしたら続けられるか」と考えるより、「どんなことに心が折れやすいのか」と、自分の弱い部分に向き合うことが、続ける秘訣かも。

『人生は折り返し地点からがきっとたのしい』より引用

今回、『人生は折り返し地点からがきっとたのしい』を読んで、あらためて私がnamytoneさんに惹かれる理由がよくわかりました。それは、お部屋も暮らしも、ご自身の“生活スタイル”や“心地よさ”に焦点を当てて、常にアップデートを繰り返されていること。私だったら「買って満足!」となりそうなところを(苦笑)、namytoneさんは、買ったものをどこにどうやって置くのか、一度その場所で使ってみて、少しでも違和感や不便さを感じれば、置き場所を検証し、また別の場所で試してみる・・・という風に、少しずつ軌道修正を繰り返し、今の自分が最も心地良いと感じる場所に辿り着かれているのです。

言い換えれば、それは常に「自分」という存在に向き合われているということに繋がると思います。「自分は何が好きで、何に心地良さを感じるのか」…その自問自答の積み重ねが、namytoneさんの今の暮らしを形作っているのかもしれない、そう思いました。私は、「自分」という存在に静かに向き合い続けている、namytoneさんの芯の強さに憧れているのだと、あらためて実感したのです。

良い時もそうじゃない時も、失敗も成功も、ありのままを投稿されているnamytoneさんの言葉に、この数年間、何度も励まされてきました。書籍の中でも、地に足のついた言葉に多くの勇気をもらいました。そして、今すぐ暮らしを整えたくなりました(すぐに影響受けるタイプ🙋笑)

折り返し地点からの人生を楽しめるように、“今”という時間をどう過ごすか、少し考えてみようと思います。そして、これからは私も「自分は何が好きで、何に心地良さを感じるのか」を自分に問いかけ、その答えを探していきたいと思っています。その繰り返しがきっといつの日か、誰の真似でもない“本当の私らしさ”に繋がっていくと思うから。

namytoneさんのInstagramはこちら
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