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もう7年目だ。
診療所の大きな仕事を任せてもらうようになって一年が経つ。社会で一般的に誰かのためにはたらくとはこういうことか、なんて学んでいる。診療所が心地いい場所になるのは嬉しいが、自分のために動く人が以前より気になって気分の悪さを溜め込むようになったりね。これも勉強か。
誰にも会いたくないなあ。
そう思う時でも無理やり人に会えばなんとなく元気な声を出せる。
ああ、私はまだ大丈夫だなって…
そう思った。
きがつけば少しづつ人との距離ができてしまったような。半年前がずいぶん前の話のように感じる。
能天気で、大雑把にみえて、適当な人だと思っていた上司。
正直苦手だと思ってたけれど、毎日変わらず笑顔で仕事にでてきて明るく挨拶をしてくれる人だと気がつく。彼はそれだけでトップに立つ技量があるのかもしれないな。
でもやっぱり上から2番目に立つ人は明るいだけではだめなんだよなあ。
お仕事はわたしの日常で元気の源です。
できれば、人の、私のお仕事だと酪農家さんの、日常に溶け込むようにお仕事がしたいと思う。
農家さんからいわれた、獣医さんがいないと僕たちは困るんだよ。そんな一言でなんだか救われた日
いつでもかけつけますよ。必要としてくれてありがとう。
きっと目が合った瞬間に
偽りのない笑顔が溢れて
そんな人達と
真面目に話をして、
そして笑いながらまた来るねー!と帰って。
そんな風に仕事をしていた感覚が
蘇ってきた。
だから仕事がたのしくて、
どんなに疲れていても
次の日の朝がきたら勝手に体がうごいたんだ。感情が動く仕事を。
嬉しいこと。最近実感するのは私は手放しで牛を治療してなかったということ。治療という結果を出しているという実感があるから。
「牛が治る」のです。
きっと、その牛に対して責任を持ってみる意識も自信もついたから。なによりも相手に対して誠意をもってとりくめるようになったから。お陰様です。
いま私は人生の谷底にいるかもしれない。
受け入れることも受け入れられることも労力が必要で。環境の変化はこんなにもしんどい。
今は静かに。
標茶女性カレッジの活動を支えている役員の方々が本当にかっこいい。
常に外に足を運んで、学ぶ姿勢が素敵。会う度に、自分の仕事に向き合う姿勢を見つめ直して、気持ちが奮い立たされる。
農家の奥様ではなく、
女性農業者と呼ぶにふさわしいと思いました。
酪農に良き未来を。一緒に。
睡眠はとってるはずなのに、
なんとなくの疲れが残る日々。
農家さんや職場の人からのいただくメッセージ。
もっと話して学びたかった。
いてもらわないと困る存在になった。
そんな言葉達が、あたたかい。みてくれていてありがとう。今日もたくさんの感謝を。
これからもまっすぐに。
「心配」という名で
自分の能力ややりたい事を
を否定されることは、
遠回しだからこそ深く傷つく。
言っている本人達はそれに気がついているのだろうか。
きっと、これから先もそういう事はいくどとなく起きてくる事だろう、と少しざわつく朝。