人生、転職、やり直しゲーム 第一章

【もう一押しする】


「乱子ちゃんと一緒にいたいんだよ」

「うーん、そうなん?んふふ」
まんざらでもないようだ


「今日、乱子ちゃんと会えたのは奇跡だ。
このまま二度と会えなくなったら、
きっと、俺は、ストレスで死んでしまう。
俺を、俺を見捨てないでくれ、
乱子ちゃん、
大好きなんだ。
これっきりなんて俺は嫌だぁぁぁぁ
さっき会ったばかりなのにこんなことを言う、
俺をおかしいと思うか?」


「酔うてはるの?
叫ばんといて、
ウチ、明日は1時間目から授業で、
もう、これ以上休めないんよ」


「じゃあ、愛する乱子ちゃん
俺が朝、起こしてあげるから!
俺は、乱子ちゃんに夢中なんだ!
俺は乱子ちゃんの役にたちたいんだぁぁ!」
下半身も立つぞ。


「わ、わかった!」
苦笑いしているけれど、テンションは上がってきたな。
もう一押しだ。


「乱子ちゃん、俺はうそをつかない!
さあ、乱子ちゃんの家に行こう」
「え?うちに?」
「おっと、その前に、乱子ちゃんにいろいろ買ってあげよう」
「ええの?」


コンビニで乱子ちゃんは調子に乗っておかずやお菓子をたくさん買った。
安いもんだ。
俺はゴムもこっそり買った。
愛してる宣言と酒と食べ物で
乱子ちゃんの家に行くことに成功した。
ゴリ押し作戦大成功だ。


【熱い夜】に進む


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