人生、転職、やり直しゲーム 第一章

【熱い夜】

乱子ちゃんの家に上がり込み、酒も飲まずに抱きついて
そのままベットに押し倒した。

結構飲んでいたから、
ちょっと不安があったが、ちゃんと最後まで出来た。


あっさり口説けて、
拍子抜けしたが、
たまにこういう女がいる。
なんとなく、
知り合ったばかりの男と寝るのも悪くないと
思ったのだろうか。
いいや、俺がかっこよくて、魅力的で、イケてる男だからだ。
多分、こっちだ。

乱子ちゃんは喘ぎ声が小さいのと、
関西弁で恥ずかしそうに喋るのがたまらない。
「いやぁ、ウチ、恥ずかしいわ」
だって!
俺は幸恵とする時に、
萎えてダメな事が何度かあって不安だったけれど、
この声には興奮した。


ただ、
「ちゃんとゴムして…」
と、ハッキリ言うのは、生意気だ。

自分からあまり動かず、
どう見ても経験がないくせに
俺が気を利かせて、
コンビニで買っておいたからいいけれど、

俺は、たまに萎える時があるから、
ナマでやりたいんだ。
ナマじゃないとちゃんと立つかどうか不安なんだ
幸恵は、最初から生でやらせてくれたぞ。
基本的にゴムは好きじゃないし、持ち歩かないんだよ。
まあ今回は、ゴムありでも、ちゃんとできて良かった…

幸恵からLINEが来ていたがやかましい。
今、いいところなんだ。
ブロックだ、ブロック。

明日の会社は…
乱子ちゃんの家から、行こう。
俺の車を止めた獣町(けものちょう)駐車場まで少し歩くけど。


俺は隣の乱子ちゃんに抱きつきながら寝た。
気持ちよかった、
朝、早起きして、もう1回やった。

乱子ちゃんは、朝飯を用意してくれた。
いい感じじゃん、
と、俺はニヤニヤしたが、
出てきたのは、昨日買ったコンビニのつまみだけではなく、
卓上たこ焼き器と、たこ焼きが出てきた。

俺はズッコケてみせた。
「ふつうはご飯じゃないのか、朝からたこ焼きか…」
「うふ、昨日作ったタネが余ってたんやわ
暑いし、傷んだら勿体ないから、
一緒に食べような。
コンビニのおかずだけだと、寂しいわ」
乱子ちゃんは、クルクル千枚通しでたこ焼きを回転させた。
俺は大笑いして、
いくつか食べてから、
仕事に向かった。

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