人生、転職、やり直しゲーム 第1章

【死体の処分より、まず、目立つパトカーを何とかしたい】

俺は、パトカーが目立ちすぎるから早く処分しなければと考えた。
どうしようかと、
パトカーの運転席で考えていると無線が入ってきた。
「応答せよ。応答せよ」
まずい!

焦った俺は、目の前の巨大なゴミの穴をゴミ搬入の足場から見下ろした。
チップ状になったプラスチックや、プレスされた鉄の塊なんかで
穴の底にゴミの山が出来ていた。
山の横には足場があり、
ゴミの山を馴らす無人のユンボが放置されていた。

俺は、
ゴミ捨の埋め立て穴のゴミを捨てる足場でギアを入れて
パトカーのアクセルに石を乗せた。
俺がすぐ、パトカーから降りると
パトカーは穴に向かってゆっくりと進み、
足場から転落。
穴の下のゴミの山の頂上に落ちて、グシャリと潰れた音がした。
穴の上から見ると、
パトカーが落ちていると丸わかりだが、
最終処分場の従業員達が戻ってきても、
捨てられたパトカーがあるなんて警察に通報しないだろう。
むしろ、上からゴミを落として埋めて隠してくれるだろう。

俺はスマホの光を頼りに徒歩で暗い山を下り、ダンプに戻った。
歩いたので時間がかかった。
疲れた…

ダンプに積んだ死体も穴まで持っていって捨てたかったが、
俺はダンプの運転席に座ると
全てが面倒くさくなっていびきをかいて寝てしまった。

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