12/22

冬至。
かぼちゃを食べて、柚子湯につかる。
実際はまだ浸かってないから、浸かる予定。
こういうことは、ちゃんとしたい人なので出来るだけちゃんとする。

柚子湯に浸かったら香りもよくて、ぽかぽかするんだろうなぁ。


今日は、辺りを見渡す限りカップルばかりで、「あぁ、クリスマスか。」
と思った。
年末に向けて、徐々に浮き足だってる人が増えてくる。
クリスマスもお正月も、イベント事はどちらかというと提供する側なので、当日は撤去とか展開変更とか仕事が増える、というイメージしか沸かなくなっている自分が少し寂しい。

クリスマスなんて。
と毎年思っているけれど、キラキラとした装飾やツリーを見たり、ゆらゆらと揺れるキャンドルを見ると少しだけ心がワクワクした。
あぁ、ワクワクする心が残っていた。
その事に、ほっとした自分がいた。


売上に繋がらない忙しさに追われて、休憩にも出れず、久しぶりにイライラとしている自分に気づいた。
心に余裕が作れない。
ただでさえ下旬は憂鬱なのに、年末の憂鬱と、来年への不安。
休みのない仕事にこのまま壊れてしまいたいと思う。
中途半端がいちばん辛い。
振り切ったら楽だろうけど、どうせ壊れるなら快感に壊されたい。
そっちの方が健全な心を保てそうだ。


帰り道、憂鬱に飲まれて下ばかり向いて歩いていたら、このまま前転しちゃうんじゃない。って思って少し笑った。一人で。


隣で愛犬が寝ている。
ぴったりくっついて。
すーすーと、寝息をたてている。
余計なことを考えず、赴くままに生きればどうなるんだろう。
それはそれで辛いのだろうか。
寄り添いたいときに、寄り添いたい人の隣で寝息をたて、
遊びたい時に遊びに誘い、
一人で寝たい時は一人で籠る。

食べたいときに食べたいものを食べられないことと、
散歩にいきたいのに、行きたいタイミングでは行けない不自由さが代償だな。


寄り添いたいときに、寄り添いたい人の隣にいる。
そこは頂戴したいところ。


温まって眠ろう。