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クリスマスローズをあなたに

クリスマスローズの、寒さに耐えて咲く、たおやかな姿は "冬の女王" とも呼ばれている。
バラ科ではないけれど、クリスマスの時期にバラに似た花を咲かせることから、この名前がつけられたという。
古代ヨーロッパでは「クリスマスローズの香りが病気を治す」とも言われていたそうだ。


パーティーシーズンということもあるのか、珍しくスーツ姿の男性を見かける。
こちらの国ではサラリーマンでもカジュアルな服装が一般的で、普段スーツを着て出勤する男性はほとんどいない。
ダンスパーティを催す学校もあり、遠目に見ても西洋人の骨格をした若者たちのスーツ姿は見栄えがするのだけど、もし春馬くんがその中に混ざっていたとしても、まったく見劣りしないだろうな、と思った。

春馬くんは背が高く肩幅もあり、姿勢良くスッと背筋の伸びたスタイルに、スーツは惚れ惚れするほど似合っていた。
立ち居振る舞いも美しく、ただスーツを着ているというのではなく、堂々とした風格があった。
エレガントとは、こういう男性ひとのことを言うのだと思う。

20代後半の春馬くんは、大人の男の色気や苦味まで感じさせた。
歳を重ねたあなたの、ダンディなスーツ姿も見てみたかったよ。



私たちの心の中には今も
夜に輝くイルミネーションのように
優しいあなたの笑顔が煌めいている

そちらの世界は、どうですか?

今あなたが
安らかな光に包まれていますように




クリスマスローズの花言葉

いたわり

慰め

私を忘れないで

追憶




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