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初めての西葛西、思い出のインド屋台カレーを探して|TRAVEL LIGHT #6
思い出の味を求めて東京のインドへ
旅先ではいつも食べることばかり考えているけど、私はグルメ(美食家)ではないと思う。
思い起こせば、ベルリンの食事で気に入ったのはケバブだったし、パリではファラフェル、ニューヨークではユダヤ系デリで買ったパストラミ・サンド。
タイでもいつも屋台飯で、最後のランチに高級レストランでカレーを食べたら、なぜか体調を崩して、帰りの飛行機で半分死んでた(私の胃には上等すぎたのかな)。
インドでは、長期滞在中にいろいろ食べて、わからなくなってたけど、ふと思い出した味がある。
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デリーの屋台で食べたカレー。レストランではスプーンを出してくれるけど、路上では手で食べるしかない。自分の爪の中が黒く汚れているのに気づいたが、まあええわと思って食べた。
50円くらいと安くて、おいしかった。食後に別の屋台でチャイも買って飲んだ。幸せだった。あの時の、ちょっと旅慣れてきたうれしさも込みの満足感が蘇る。
あの味を求めて、初めて西葛西に降り立った。インド人が多数住んでいて、リトル・インディアと呼ばれている街。
駅から歩いて気づいたのは、団地と飛行機が多いこと(空港に向かう飛行機がびゅんびゅん真上を通る)。
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団地前のベンチでくつろいでいるのはインドの方々。その一角にある、インドのストリートフード(屋台飯)が味わえるという“OH バイヤ!“に入ってみた。
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インドの屋台飯を食べる
メニューは、珍しいチャート(軽食)が多め。サモサはインド料理屋でよく見かけるけど、他は聞いたことのないものばかり。
①パニプリ
インド定番のスナック。パニ=水、プリ=揚げた丸い生地のこと。この小さなまんまるに穴を開けて、ジャガイモや緑の水(コリアンダーやタマリンド系のさっぱり味)を中に入れて食べる不思議な食べ物。
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②カラチャナチャート
これも見たことのない料理。カラチャナ=黒ひよこ豆、チャート=サラダ。紫玉ねぎやスパイスが効いている、酸味のあるサラダ。けっこう好きかも。
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③チョーレーバトゥーレ
メニューの写真を見た瞬間から、あっと声が出た。「屋台のカレー」という名前もわからない曖昧な記憶だったけど、この揚げパンみたいなやつ、これこれ!
それなりの量とお値段だし違ったら再チャレンジはできないぞとドキドキして待つ。やってきたのは、思い出より何倍もボリュームあるけど、まさしくこれ。
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チョーレー(ひよこ豆カレー)とバトゥーラ(薄い生地の揚げパン)がセットになった一品。ふくらんだバトゥーラはふわふわもっちり、とてもおいしい。
インド料理屋でナンを食べるたびに「インドではチャパティなんだけどな〜」と通ぶってぼやいていたけど、これからは「バトゥーラもおいしいのになあ〜」が加わりそうだ。
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インドのスイーツは甘かった
散歩をして、ちょっとお腹がこなれてきたところでもう一軒。駅前のインドスイーツのお店“トウキョウミタイワラ“へ。
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“東京みたい笑“と脳内変換されそうになるが、ミタイ=お菓子、ワラ=屋。一階はテイクアウトで、二階がイートイン。お客さんほぼ全員インドの方で大繁盛。オシャレした若い人も多くて活気がある。完全に海外。
見たことのないメニューを直感で注文。グラブジャムンとチャイ。一口食べて、とにかく甘い。カルダモン風味のドーナツっぽいものが、超絶甘いシロップに漬かっている感じ?
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食べたことない味で一瞬唖然とするが、これはこれでいい。甘い以外になんて形容したらよいのだろう。調べると「非常に甘いのが特徴」(wikipedia)とだけ書いてあった。
スパイスをお土産に
今回の旅の土産でも買って帰りたいなとまた散歩。店の前にインドスナックが並んでいるのを見かけてインド食材店“WATAN INDIA FOODS & SPICES“に入ってみる。
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ちょうどお店の方がパウチにスパイスを詰めていた。よし買ってみよう。選んだのは「Kitchen King」。キングの名の通り、何にでも使える王道のミックススパイス。
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喉が渇いていたので、ジュースも購入。あ、これもかなり甘いぞ。でもおいしい。
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東京で味わう、インド旅。また来て、もっといろいろ見つけてみたい。でもやっぱり、また本場インドにも行きたいなあと思った帰り道。
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