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わたしにとってのデザインと、わたしがありたいデザイナー
わたしはいわゆるデザイナーではありません。
そのことは重々自覚していますが、デザインを読み込む力は身につけたいし、そういう意味ではデザイナーになりたいと思っています。
ロジックデザイナー、とでも言えばいいのでしょうか?(なんだか胡散臭いな…)
一度、コピーライティングをクライアントの立場で受けたことがあります。
モヤモヤしていたことが、みるみると言葉に変換されて、お風呂上がりのビールくらいごくごく飲み込めた経験をしました。
このプロジェクトが、わたしにとって言葉の持つパワーを実感する経験の一つになったのは間違いありません。
いま、2つの会社の事業戦略をサポートしています。
クリエイティブのゴールとして、どちらもWEBサイト制作にしていますが、そのクリエイティブが大事なのではなくて、ブレない方向性を打ち立てることが最も大事なことだと思っています。
このプロセスそのものが、デザインであり、クリエイティブだと最近気づけるようになってきたし、信じています。
ただ、デザインという言葉の汎用性が高いが故に、「きれいなビジュアルに落としてくれるのがデザインだ」と一般的には思われている気がしています。(事実わたしも最初はそうでしたし、グラフィックデザイナーの友人もよく勘違いされると言っていました)
いま、仕事で大事にしていることはクライアントとは常に足並みは揃えることです。
こちらの独りよがりな意見にならないように、あくまで客観的にみて、クライアントの本音を引き出す問いを立てたり、クライアントからのアウトプットを分析します。
一方で、クライアントに信頼されるためには、わたしというパーソナルな部分が垣間見えることも大事だと思っているので、主観を交えつつも客観性を保たなければならない、というそんなことを考えながらヒアリングしたり壁打ちしたりします。
これがわたしの思う、デザインでありクリエイティブだと思っています。
そのために、必要なスキルって何かをまとめてみました。
本音を引き出すスキル
引き出したことを分析するスキル
納得感のあるコピーに落とすスキル
ライティングに落とすスキル
ビジュアルに落とすスキル
常にクライアントの納得感が大事だと思っているので、納得を得るためには「ロジック」が欠かせません。
でも、説明的になりすぎても、どこかシンと冷めてしまうので、説明的になりすぎない「プレゼン」も大事です。
改めて、デザイナーってむっちゃ大変じゃない。
でもきっと、わたしはこういうデザイナーになりたいです。
血の通った、とか、人の顔が見える、とか。
ありきたりかもしれないけど、クライアントと一つひとつ構築して、互いに納得感を得ながら積み上げていくことに意味があると思っています。
その先に、クライアントが頑張ろうと前向きになれること。
それがデザインの持つ力だし、クリエイティブにできることだと思うし、本質なんじゃないかなと思います。
というか、信じさせて。
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